今日の午前中は、知人の葬儀に行ってきた。 享年70歳。検査入院されてから2カ月余りで、お別れを迎えてしまった。
妹のほうが繋がりや絡みが多い方だったけど、私はその姉としてもだし、お付き合いこそ短かったけど、同じ会に所属していたし。パパの実家と同じ町内なので、そんなこんなでショックを隠し切れず、目頭を押さえながら手を合せた。
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桜が咲くまで、ここ北陸は一カ月以上あるけど、桜の木立ちが全体的にピンク色に染まってきている。
桜の色合いのピンク色というものは、花弁のピンクじゃなくて、幹から採れる染料の色なんだってね。
桜色っていうのは、花弁から採れる色目ではないらしい。長い時間をかけて、木の幹で熟成させた成分が、染料としてあの華やかな桜色として現れるらしい。そんな枝から芽吹く花々は色がこぼれるように桜色の花を咲かせるんだって。
もわもわっとした満開の桜の花の塊も圧巻だけど、私は春先の芽吹く前の幹の色付きにはっとする。目先の春を告げてくれているということもあるけど、渾身の力で満開にするそのエネルギーも潜在的に訴えかけてくるものがある。
今年は、お友達といろいろ桜を観に行く約束がある。
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