問はず語り
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| 2004年02月09日(月) |
わたしと有名人 いち。 |
それは私が小学生4、5年程度の頃です。
うちの地元に沢田亜矢子さんが講演に来られたんですよ。
こんな辺鄙な所によく来るな〜と思いながら、私は一切興味がなかったので(そりゃそうだ)
友達と一緒に「障害者体験コーナー」で遊んでました。
その日は11月3日文化の日で、うちの地元では「健康文化祭」と称して色々な企画をするので
そのようなコーナーも設けてあったという訳ですね。
で、私が車椅子に乗って色々試していると、そこへ丁度沢田さんが講演終わりで前を横切り
その際数メートル先から足も止めることなく、歩きながらこちらを向いてただ一言 「頑張って下さい」と声を掛けて去って行きました。
この場所には私らしかいない。 その私は車椅子に乗っている。
つまり。
……もしかして今の私に対して言ったの?
ってことは思いっきり障害者と思われたの?
別に「違いますよ〜」と言って慌てて訂正するほどのことでもなく、
大体その前に本人さんは勝手に思い違いをしてとっとと去ってしまったのですから 後に残された私らは何かひたすら妙な感じだったなぁ。
つーかですよ。
仮に私が本当に障害を抱えてる身だとして、「頑張って下さい」っていう声の掛け方ってどうなの。 と正直思いました。
そんなん「何を?」としか返しようがない。
その人にはそれが当然のことなのだから、
わざわざそんな声なんぞ掛けてもらいたくないと思ってしまうのは私だけなのだろうか。
そんな捻くれた思考を持ってるのは私だけなのだろうか。
う〜ん……。
とにかく、何か単なるあっちの自己満足っぽくて後から腹が立った。
と同時に呆れ返ったりもした。
ああ、あの人は正しい日本語も満足に使えないんだなぁと。
当時10代前半のガキにこんなこと思われてるだなんてさ!
あの場合なんて声掛けたら良いのかという答えなんて私には分かりません。 でもやっぱり「頑張って下さい」だけはないと思う。
てゆーかお前が頑張れよ。
まあこの話をすると必ず笑われるので、今では既に私のネタになってます。 今まで色んな人に言うてやったわ!
オイシイネタをありがとうと言うべきか、それとも……。(余韻)
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