愛玩人形の抱き方+

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2002年05月21日(火)

結構、昔の事ですが。

暗いお部屋で戯れていた時に、当然のようにキスをした訳です。
その時は相当夢中で、全く理性が飛んでたと思う。と言うのも明るい場所で身支度をして、鏡を見ると、

首筋にばっちり赤い痕。

しかも怪我かと思うくらい鮮やかな血色。

怪我だったら大流血。

なので、応急手当をしました。バンドエイドで。古典的。季節は冬、来ていたトップスがタートルネックだったのも幸いし、隠す事には成功。暫くタートルネック生活を余儀なくされましたが。

いや、馬鹿だってのは分かってます。自分でも思いましたもの。だから要するに何を言いたいかと言うと、それでも嬉しかったと言う事です。どうしてもキスが欲しかった相手から付けられた、血のような痕。勲章のようで誇らしくもあって。


それ以来、痕を付けられるのが好きです。
時にはねだってまで、付けてもらいます。
あなたが居ない夜は、それを見てあなたのキスを思い出します。




が。
それが後々、市野が遠い目をするようになった原因になるのですが、その話はまた次回。


ichino |MAILBoardText庵Antena

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