愛玩人形の抱き方+
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結構、昔の事ですが。
暗いお部屋で戯れていた時に、当然のようにキスをした訳です。 その時は相当夢中で、全く理性が飛んでたと思う。と言うのも明るい場所で身支度をして、鏡を見ると、
首筋にばっちり赤い痕。
しかも怪我かと思うくらい鮮やかな血色。
怪我だったら大流血。
なので、応急手当をしました。バンドエイドで。古典的。季節は冬、来ていたトップスがタートルネックだったのも幸いし、隠す事には成功。暫くタートルネック生活を余儀なくされましたが。
いや、馬鹿だってのは分かってます。自分でも思いましたもの。だから要するに何を言いたいかと言うと、それでも嬉しかったと言う事です。どうしてもキスが欲しかった相手から付けられた、血のような痕。勲章のようで誇らしくもあって。
それ以来、痕を付けられるのが好きです。 時にはねだってまで、付けてもらいます。 あなたが居ない夜は、それを見てあなたのキスを思い出します。
が。 それが後々、市野が遠い目をするようになった原因になるのですが、その話はまた次回。
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