小学一年生のたまの人生初公募挑戦は、文京区と千代田区の魅力をひとことでアピールせよ、というもの>>>募集要項。たまの応募作品は、「たのしいよ、むかしさがし」。「むかし」と「さがし」が韻を踏んでいるのがポイント。ノリノリで挿絵も添えて、楽しさ感も増量。難しいお題になかなかチャーミングに答えたと思うのだけど、入賞の連絡は来なかった。「賞というのは、縁のもの」というのは、公募ガイド見ながら片っ端から応募して、キャッチコピーの入賞歴を手土産にコピーライターに採用され、コンクール受賞で脚本家になったわたしの実感。応募して賞を得るのは一番素晴らしいけれど、応募して賞を逃すのは二番目に素晴らしい。チャンスに手を伸ばしたことで、何かは残る。無駄な応募なんてない。恋と同じ。そんなことをfacebookに書いたら、友人のNick Uemuraさんがニック賞を贈ってくださることに。仕事なのかプライベートなのか、今は北極圏に行っているそうだけど、翌日にはamazonから立派な持ち重りのする箱が届いた。「ニック賞が届いたよ」と言い、たまに開けさせた。カメラを向けると、「さあ、にっくしょうはなんでしょうねー」と実況しながらうれしそうに箱を開き、中身を取り出す、たま。実は、負けず嫌いなたまは、わたしが思っている以上に自信があったようで、「どうしてダメだったの?」と悔しがっていた。だから、見知らぬニックさんからの「にっくしょう」は、思いのほかうれしかったよう。賞品は絵本かなと予想していたので、箱の大きさにも驚いたけれど、中身を見て、たまげた。「作り続けてほしい」の願いが込められたニック賞の賞品は、画材。150色のクレヨンタワーと120色の水溶性色鉛筆(ファーバ―カステル!)と上質のスケッチブックが二冊。プロが使うような高価なものを、小学一年生に。この際、値段に思いを馳せるのは、やめよう。創作意欲をかきたててくれる贈りものは、priceless。贈り主のニックさんの、賞賛力も讃えたい。水にとける色鉛筆はたちまちたまの心をとらえ、鉛筆の先に霧吹きをかけて、色をにじませて遊ぶ。わたしもうれしくなって、一緒にお絵描き。ニック賞は、応募したからこそのご褒美。この賞品から、次の応募作が生まれますように。>>>今日の日記をTweetする 2012年10月12日(金) 「そこをなんとか」打ち上げ2010年10月12日(火) このところの「てっぱん」朝食モダン焼き2009年10月12日(月) 新幹線の車掌さん×おむつ!2008年10月12日(日) 鎌倉で語り明かす2007年10月12日(金) マタニティオレンジ191 「働きマン」と「子育てマン」2006年10月12日(木) マタニティオレンジ18 デニーズにデビュー2005年10月12日(水) シナトレ3 盾となり剣となる言葉の力2003年10月12日(日) 脚本家・勝目貴久氏を悼む2002年10月12日(土) 『銀のくじゃく』『隣のベッド』『心は孤独なアトム』
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