行ってきました、川越「ラジオぽてと」出演と「わにのだんす」サイン会。
川越百万灯夏まつりに合わせて放送するラジオぽてとに遊びに来ませんか、と「つばさ」ファンクラブの寺崎さんからお誘いがあり、「出演ついでに『わにのだんす』の宣伝をして、ついでに売りたいんですけど」と相談したところ、物販ではなく、蔵造り通りにある書店「太陽堂」さんで扱ってもらえるように動いてくださった。
数十冊売れたらいいとこだから、書店に送るのは50冊にしましょうとエンブックスの西川さんは冷静な読みをしたのだけど、負けず嫌いなわたしは「わたしと(絵の)島袋(千栄)さんが乗り込むのに50冊なんて弱気なこと言わないで、どーんと100冊行こう!」と無理を言い、100冊送ってもらった。
どんな形であれ、エンブックスの本が本屋さんに100冊も届けられるなんて、画期的じゃないか。
そして迎えた当日。
ラジオぽてとブースに顔を出した後、太陽堂さんへご挨拶。「わにのだんす」コーナーに、同じエンブックスの「こわくないもん」「すえっこりすのひみつ」「にこにこしょうてんがい」も並べていただく。お買い上げ第一号は地元川越の水野さん。
14:30から島袋さんとラジオぽてと出演第一弾。アーカイブでは開始00:17:43頃から。
もう一人の乗り込み要員、たまは指折り数えて気合十分だったのに、わにの売り込みは消極的。あの「ニャンちゅう」の声の津久井教生さんが「わにのだんす」をノリノリで読んでくださったのは思いがけないプレゼント。実はわにの役を何度も演じていらっしゃるそう。
15時からのサイン会は、暑いので店内で。
毎年年賀状写真を撮ってくれている内藤さんが凍らせたポカリの差し入れとともに駆けつけてくれた。
『ジェニファ 涙石の恋』をきっかけにmixi今井雅子コミュを立ち上げたナルセさんも一家で東京から駆けつけてくれた。
『パコダテ人』から応援してくれている同郷・堺のはなまささんが、堺から青春18きっぷでやって来たのには、びっくり。
「つばさ」ファンクラブの方々も、次々と。
17時半過ぎからラジオぽてと出演第2弾。アーカイブでは00:02:19頃からたまがカメラの前をちょろちょろ。出演は開始00:20:00頃から。00:34:00過ぎにたまが「わーにのだんす」でカットイン。00:39:00頃まで「わにのだんす」の宣伝。
またまた津久井さんに本を読んでもらい、ノリノリでご紹介いただく。
その後、「つばさ」ファンクラブの寺崎さん白石さんひろりんLOVEさんと「つばさ」トーク(アーカイブでは00:58:00頃まで)。後藤高久Pからのメッセージの代読も。
さらに、わたしが太陽堂サイン会へ移動した後、はなまささん、東京から来た「てっぱん」ファンのこぺくさん、長瀞から来たつばさFCの虎父さん、地元川越の寺崎さんが「つばさ」トーク。
18時半からのサイン会は、やはり人通りがあるほうが目に留まるので、太陽堂さんの店の前で。島袋さんと「わにのだんす、いかかですかー」と作者自ら売り込み。声を張り上げても、ほとんどの方が素通り。子どもが足を止めても、親が引っ張って行ってしまったり。
たまは「わーにのだんすは発売中〜」とダンボールの看板を掲げて歌ったり、買ってくれそうなお客さんの手をつかんでレジまで連れて行ったり、店の中から補充する本を運んだりと大活躍。
購入者のほとんどが「たまちゃんの分も」と希望してくださり、サインもちゃっかり。保存用とたまお絵描き用の2冊を購入されるツワモノも。
昼と合わせてサイン会は3時間あまり。滝のような汗をかいて、「つばさ」ファンクラブや「たま語ファン」などを動員して、積み上げた数字が41冊。100冊には遠く及ばず。
いやー、本を売るのって大変。
「手のかかる子ほど可愛い」と言うけれど、自分の作品を自分の手で売ってみて、ますます「わが子」が愛おしくなった。
そして、本を買い求めてくださった一人ひとりとのやりとりも得難い経験だった。
何年か前にわたしがブログにコメントを書き込んだ地元川越の男性も来てくださった。記事で紹介されていた、わたしが気に入った居酒屋は、今はもうないらしいけれど、縁は続いていた。
「ラジオぽてと」の放送を聴いたという女性は「夏休みの読書感想文にいいんじゃない?」とアドバイスしてくださった。
笑顔と着物姿が惚れ惚れするほど素敵な女性が、絵本をお買い上げの後、紙袋を手に舞い戻ってきた。差し出されたのは、わたしが川越を初めて訪ねた日に恋に落ちたお菓子「いも恋」。女性は、地元の菓匠「
右門」代表の町田明美さん。片想いが両想いになったようで、うれしかった。
なにかを買うという行為は「縁を結ぶ」ということなんだと身をもって感じた。
これまでも、これからも、「わにのだんす」をお買い上げくださる皆さまに、いっそう感謝します。
川越駅へ向かう途中のイタリアンで、島袋さんと乾杯。汗をかいた後の泡のおいしかったこと!「文化祭みたいで楽しかったねー」と高揚感に浸りつつ、「島袋さんとこんなに色々しゃべったこともなかったね」と話す。もともとは会社時代に一度仕事しただけで、「いつかもう一度」が空約束じゃなくて実現して、予想通り、やっぱり気の合う人で、会えば会うほど仲良くなっている。
「人持ち」という言葉を知った何年か前から「金持ちより人持ち」になるために仕事をしたいと思っている。そんな気持ちが形になった絵本「わにのだんす」の売り文句は「わになっておどろう♪」。
そして、エンブックスのエンはご縁の縁。点が線になり、輪になってつながる。まるで、「てっぱん」のまあるいお好み焼きのように。
「つばさ」のご縁ですでにたくさんの方とのいい出会いがあった川越で、今日、もっと「人持ち」になれた。
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