2007年05月08日(火)  マタニティオレンジ117 愛情と責任と○○

6月上旬に出産を控えている元同僚のげっしー嬢に会う。彼女は会社で人事にあたる「Human Resourse(ヒューマンリソース)」という部署にて、広報を担当していた。で、人材を活かす術として、今話題のコーチングの研修にも通ったりしていた。わたしはコーチングというものを今ひとつ理解できないでいるのだけれど、本人も気づかない資質や能力を引き出し、伸ばす方法だという。眠っている種に光を当て、芽を出させる。「コーチ」と呼ばれる人が、その手引きをする。そんなイメージを抱いている。

コーチングは会社という組織が社員という人材を活用するためのものだとばかり思っていたら、「子育てのコーチングもあるのよ」とげっしー嬢。たしかに子育てもひとつの能力であり、引き出し甲斐がある。その研修がとてもよかった、とげっしー嬢は言い、「子育てで親が子に教えるものは三つに集約されるんだって」と研修で聞いた印象的な話を聞かせてくれた。「へーえ、三つって何?」「えーっとね、愛情と責任と……あれ、あとひとつ、何だっけ」げっしー嬢が答えに詰まり、そこから二人で「何だろうねえ」とクイズの答え探しになった。「我慢?」とわたし。「責任と近くない?」「信頼?」「それは愛情に似てる」「じゃあ、自由?」「それは教えなくても、いいかも」「そうねえ。好奇心?」「漢字二文字だったと思う」「興味……は違うっぽいね」。笑顔、親切、誠意、希望、情熱、努力……どれも子どもに伝えたいことだけれど、三つ目のピースにはめるには何か足りない。あきらめて別な話題に移ったとき、「あ」とげっしー嬢が思い出した。「感謝!」「感謝?」「そう、愛情と責任と感謝」。愛情と責任と感謝、と復唱して、これはしっくりくるね、と二人でうなずきあった。この三つがあれば、笑顔も誠意も努力も自然と備わってくるのかもしれない。わたしは娘のたまに、げっしー嬢はこれから生まれる女の子に伝えよう。愛情と責任と感謝。

2005年05月08日(日)  佳夏の置き土産、高倉三原同窓会やるでー。
2004年05月08日(土)  STRAYDOG公演『母の桜が散った夜』

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