2006年03月18日(土)  ヘレンウオッチャー【公開初日編】

『子ぎつねヘレン』公開初日。丸の内ピカデリー初回上映(9:20〜)終了後の舞台挨拶めざして有楽町マリオンへ。ロビーは壁も床もヘレンがお出迎え。絵本『子ぎつねヘレンの10のおくりもの』でお世話になった文芸社の編集・宇佐美さん、広報・朽木さんと物販コーナーの写真をパシャパシャ。

11時半からの舞台挨拶を客席のいちばん後ろから見る。河野圭太監督、阿部サダヲさん、小林涼子ちゃん、大沢たかおさん、松雪泰子さん、深澤嵐くん、田波涼子さん、原作者の竹田津実先生の順に登壇。大沢さんから一言ずつ挨拶。ヘレンは出演者やスタッフに本当に愛されていて、「この作品を一人でもたくさんの人に観て欲しい」という思いがスピーチから伝わる。

竹田津先生の「獣医としては失敗記です。助けてくれという信号に対して正確に応えられなかったというのは、ほとんどヤブ医者だと自分では考えております。それがこういう形で全国で公開されるというのはある意味ではすごく忸怩たる気持ちがあります。ああいう生き方をしたキツネもいたということだけ分かっていただければ、それはよしとするかという感じで思っております」という言葉には、原作者ならではの重みがこもっていた。先生が体験されたことは立派だし、真似ができないと思うけれど、それを「美談」にするのではなく、「精一杯生きた小さな命から何を学ぶか」を映画という形でたくさんの人に分かち合ってもらいたい……そんな思いで、わたしはこの作品に関わった。フォトセッションに続いて、サプライズゲストのレミオロメンが花束贈呈。会場も湧いたけど、わたしもびっくり。

劇場を出てエレベーターホールへ向かう途中にある物販コーナー前で売れ行きをしばらく観察。絵本とムックが売れた瞬間を見届けたら話しかけようかと思ったけど、人がいっぱいで何を買っているかまでは見えなかった。話しかけられても困ったと思いますが……。と、「今井さんですか?」とミュージシャン風の男性が声をかけてきて、「深澤嵐の父です」。なんて若いお父さん! いまいまさこカフェをちょくちょくのぞいてくださっているそう。

絵本で使われた田中伸介さんのイラストをあしらった絵本仕様ノート、絵本の「ヘレンスケボー」にヘレンを乗せられるキーホルダーも発見。

劇場近くの三笠会館バンケットルームに場所を移して、初日乾杯。関係者が集まり、記念撮影したり近況報告したり、ちょっとした同窓会。竹田津先生、大沢さん、松雪さん、涼子ちゃん、嵐くんも元気いっぱい。お互いを労い、初日をお祝し、ヒットさせよう!と盛り上がる。その合間に調子いいです!」と観客動員情報が入ってきて、イケイケムード。「こんなに気分のいい初日はなかなかないよ」とプロデューサー氏。公式ブログの人気者ヘレスケ(写真提供は記録の津嶋さん)も美酒に酔いしれてゴキゲン!?

パーティーの後は松坂屋で開催中(21日まで)のヘレン展へ。一階の入口にヘレンがお出迎えして7階催事場へ誘導。パネル展示、物販、ぬりえコーナー、記念写真コーナー、北海道物産コーナー……かなり広いスペースがヘレンワールドに変身。



物販コーナーは、ヘレン、ヘレン、ヘレン。ぬいぐるみは大・中・小・ミニ……とマトリョーシカ状態。特大へレンも「松坂屋限定」で販売中(たしか5万円ぐらいだった)。絵本『子ぎつねヘレンの10のおくりもの』とムック『子ぎつねヘレン・ノベライズ&フォトブック』はカゴに入れられて、かわいくディスプレイ。
たんぽぽ畑で巨大へレンと記念写真を撮れるコーナーは、劇中でもカメラとプリンターでお世話になっているcanonさんの提供で、その場で写真を撮ってプリント(無料)してくれる。これがなかなかのクオリティで、いいお土産に。行かれた方はぜひやってみてくださいね。


帰り道、有楽町マリオンに戻ってきたら、ちょうど3時。マリオン時計の隣でナルニア国物語と並ぶヘレン看板をパシャリ。

2005年03月18日(金)  あなたのペンが「愛・地球博」にそびえます。
2004年03月18日(木)  アドフェスト1日目
2002年03月18日(月)  『風の絨毯』高山ロケ3日目 高山観光

<<<前の日記  次の日記>>>