2005年06月15日(水)  『秘すれば花』『ストーリーテラーズ』

■ドリームテキストライターの岩村匠さんのお誘いで、六本木ヒルズ森美術館へ。映画館の手前にある『カーテンコール』というお店で腹ごしらえ。昼休みなので、美術館に勤めるわたしの友人T子と、ヒルズ勤務の匠さんの友人Aちゃんも呼び出して、四人でにぎやかに。美術館立ち上げから関わっているT子からは、「すごくいいからぜひ観に来て」と言われ、「行く行くー」と返事しながら、なかなか約束を果たせずにいた。今やってるのは、『秘すれば花:東アジアの現代美術』と『ストーリーテラーズ:アートが紡ぐ物語』。匠さんが目をつけていたギャラリートークなるものに参加すると、学芸員さんが作品を説明しながら案内してくれる。説明があるとないでは大違い。作品を見る目が変わるというか、作品を楽しむ視点を増やしてもらえる感じ。東アジアにおける現代美術と伝統芸術の融合に光を当てた『秘すれば花』は、風水の発想を取り入れた順路をたどると、「天井と床が逆転していて、天井に寝そべれる部屋」やら「虫眼鏡であちこちに隠された小ネタを探すトイレ」やら、わくわくする作品が待ち受けている。作品に流れる物語に着目した『ストーリーテラーズ』は、アートを「読む」鑑賞方法を提案。展望台フロアでやっているロバート・キャパのカラー写真展やミュージアムショップも楽しんで、半日たっぷり遊んで帰る。

2002年06月15日(土)  『アクアリウムの夜』収録
2000年06月15日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)

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