2002年03月05日(火)  情熱

■秘書のKちゃんと会社近くのアジアン・ヨーロピアンダイニング『STYLO(スタイロ)』でランチ。このお店の人気メニューはトマト風味のイタリアン石焼ビビンバ。すぐに売りきれてしまうのだが、今日もまた「ついさっきまであったんですけど」と言われてガックリ。そこに隣のテーブルについた外人さんの男性二人組が「ビビンバ!」と注文。ないと告げられた途端、男の一人が"Oh,no"と身もだえして、全身で不満を表現し、相棒の男に「Sorry.俺が誘っておきながら、なんてザマだ」と頭をかきむしって悔しがった。「That's OK.他のものを注文しようよ」と相棒がなだめても、「It's my fault.すべて俺が悪いんだ。俺のせいだ」と頭を抱える。「お前は悪くないよ」「いいや、俺は悪者にされたっていいんだ。だけど君はわざわざこの店までビビンバを食べに来たというのに……」と延々とやっていて、わたしとKちゃんは「ビビンバ一杯でこんなドラマチックな展開になるとは」と顔を見合わせつつ、「この剣幕に気おされて、ビビンバが出てきたら、今度はわたしたちが暴れよう」と話した。結局、男二人はカレーを食べることで落ちついたようだ。向かい合って座っている相棒君に「ねえ、こっちに来ない?」と自分の右横の席を指差す、かきむしり君。ビビンバにかける情熱の正体は、こういうことだったのか。

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