たけ。。の日記
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今日8月6日は、その昔、広島に原爆が落とされた日である。 戦後、それも物にも不自由しない時代に生まれた者として、被災地の 状況というのも学校で習ったり、TVなどで話を聴く程度でしか 知らないのだ。 それでこんなことを書くのも何だけど、今、被災地が原爆を投下される前の 活気溢れる街並みをCGで蘇らせようとしている人がいるそうなのだ。 現在は全国各地に散らばってしまった元住人達を探しては、話を聴いて情報を 集めるという大変な作業を続けているらしい。。 また、この発起人自らも疎開していた最中に家族を失い、今回の活動中に 偶然にも亡くなった母が生前に書いた手紙を手にすることができたそうだ。 そして、数々の情報をもとに街並みどころか建物の中までCGで再現するに 至っているらしいのだ! 現在86歳になったおばあちゃんまでもが、当時働いていた裁縫工場の中の様子を 再現したCGを見て懐かしい思い出が込み上げてきた様子だったのである。 戦争によって身内や友人を失った悲しみは、戦後の裕福な環境に育った我々には 想像を絶するものがあるでしょう。 そんな中で、活気溢れた街並みのCGによる再現は、当時を知る方々にとっては 1つの、しかしまた最大級の光となることでしょう。 原爆ドームの前で、それこそ勘違いなポーズをして写真を撮るようになった世代に とって(たけも含む)、学校の授業や話としてだけでなく、CGで見ることにより 新たな考えも持つようになると思う。 この発起人は、若い人が勘違いなポーズをして写真を撮ったことが原因となり、 次の世代にも戦争を経験した方々の気持ちや悲しみなどを伝えたかったそうです。 追悼の式典が行われた今日だからこそ、戦争を知らない世代でも、 色々と考えてみるべき機会なのでは・・・と思ったのだ。。 もちろん、個々の考え方は色々あるでしょう。 それらは否定されることではないし、率直な気持ちとして各自で心に抱いて いれば良いと思うんです。 まずは、考えてみようかな・・・とTVを見て思ったのでした。。
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