☆帰ってきた☆それなりな日記。

2005年02月17日(木) 名前は面白かった(ぇ

去る軽井沢合宿での出来事を1つ思い出したので書いてみる。
合宿へは貸切バス2台で行くことになってたんですが、何故か私だけコースのなじみの女の子たちから切り離されて1人違うバスに乗り込むことに。周りは声がデカい上にテンション高めな演技コースの面々。知り合いはいません。もーウゼーなー徹夜なんだからせめて寝させろよと思いつつ無視を決め込んで出発前に窓から外を眺めてました。
すると隣の空いてる席に1人男子生徒がやって来て座ったんですよ。まぁ空く席なんてないだろうしどうぞ別に座ってください但し寝させてくださいと心の中で呟きつつ座りやすいように足元の荷物整理をしていたら、

「あ、どうもこんにちは」

…話しかけてきやがったv

こんにちは。
「え、何コースの方ですか」
劇作ですけど。
「あ、俺演技です」

うわ、来た。最悪のパターンだ。
軽井沢まで見積もってざっと3時間。道中途切れることなくトークを展開してくるに違いないと内心ウンザリ、顔の表面はまぁそれなりに飄々と。
とりあえず話す上でこの点は訊いておかないと。

何年生ですか。
「え? あ、一年す。(なんでそんな質問をされたのか思い当たったらしく)ああそうか2年生とかもいるから…ああそうか」

いや私も一年なんだけど。
と返事をしたつもりが、周りの騒ぎにかき消された上に彼は勝手に1人で私が上級生だと早合点した様子。まぁいいや誤解解かなくてもどうでも。とスルー。
バスはなかなか発車しない。どうも遅れる生徒を待ってあげてるらしい。プリントには「容赦なく置いていく」とか書いてあるくせにまぁ人情あついこと…コイツとのトーク時間が長引くだけじゃないか(ぇ
彼は会ったばかりの私に開口一番「今度芝居やるんで来てください。この日とかどうですか」とチケットを売ろうとする。その日は午前も午後も別の芝居を見る予定になっていたんで駄目だと断る。
「あーそうなんすか。ていうかまぁ俺今売るチケット自体持ってないんすけどねw」
じゃあ売るなよ。ていうかそのチケットいつ渡すつもりなんだよ。
笑顔でアホかと思いつつその他本当に他愛もない話を繋いでいく。


「あ、携帯なんか新し気な感じすね!」
(この機種0円だよ)まぁ大学入ってから買ったんで…
「俺のケータイ(取り出す)auなんすけど、最近買い換えたんです」
へぇ。
「元カノがauだったから換えた…っていうね、ハハ、ハハハ…」
ハハ。
会ったばかりの女にそんなダークな内事情を漏らすな!

「俺最近速聴にハマってるんですよ」
は? そくちょー?
「ポジティブな言葉を高速でずっと聴くんです。そうすると脳が活性化して頭良くなるんすよ。『あなたはとても賢く凛々しい』とかね」
…それってフツーに売ってるもんなんですか。
「いや通信販売で」
(べらぼうに怪しくてアブネェーーーー!!)
「今持ってるけど聴きます? 聴きます?」(というかもう準備してて強制的
はぁ…(つーか合宿に持ってくるなよそんなの
「じゃあまずは3倍速で」
(倍速があるんかい)
         (試聴中)
…………ありがとうございました(ゲッソリ
「これはまだノーマルタイプで。億万長者による金が溜まる方法のトークの速聴とかもあって、これが超高いんですけど欲しいんですよねー。あとヒーリング系のCDってよく買いません? まぁうちは両親が昔からそういうの好きでいっぱいあるんですけどね」
親譲りか…どうしようもねー…OTL

「どういうの書くんですか?」
え、別にどういうのでも書きますよ。気の向くままに。
「じゃあ恋愛ものとかも書いたりするんですか」
ああ書きますよ。
「へーそっかぁ! そうなんだぁ!」
…あ、なんかコイツの思考が手に取るようにわかっていやだv 

「どこ出身なんですか」
え。そう訊かれるといつも困るんですが。
「え、なんでなんで?」
(ウゼェ)根無し草なんで…
「ええ!?」
えー。東京で生まれて、アメリカ行って帰ってきて岐阜行って岡山行って大学で東京に戻ってきたんです(早口
「アメリカ!? いいなー俺アメリカ行ってみたいんですよ!」
行けばいいじゃないですか(投げやりそしてあまりの投げやり気分でつい)今度3月に行くんですけどね…
「えええ! ニューヨークとか!」
ロサンゼルスですよ。(つい言ってから後悔)
「ええええ! なんでいくんすか!?」
(もうめんどかったんで少しでも到着までの彼の怒涛のトークを引き伸ばせればと思って船に乗るとか言ってみる)
「すげー! あ、でも夜の船でもしかして事件が起きて海上で炎上とかなるかもしれないすね。犯罪者が乗り込んできたり。アメリカだし」
…………。

それはそれでネタになって面白いなぁと1人で創作の世界へ旅立っていたら、その沈黙を何と勘違いしたか彼はとても嬉しそうに、

「ああっ、ごめん! 怖がらせちゃった?」

なんでやねん。
すまなさそうにというよりはブルブル震える女の子を気づかう俺カッコイイ的気分に浸っていたので窓の外に視線を移しながら思わず笑顔。キミ、残念だが相手が悪いよ。


この辺で彼もやっと私が一年だということに気づいたらしく、「なんだ、俺1人なんかこう(気を遣ってバカみたいだ)…」等ブツブツ1人落ち込んでましたが気を取り直してペラペラとタメ語で喋りかけてくる彼。やっぱり寝させてくれない。ウザ度だけは順調に上昇。


「なんか動物とか飼ってないの?」
昔ハムスター飼ってましたけど死にましたね。
「え、それだけ? はぁ、フーンみたいな?」(残念そう
いや、ちゃんと庭に埋めましたよ。お葬式もして…
「あ、なんだ。かわいいじゃん」(ひどく満足そう
お前さっきからなんか様子が変だと思ってたら萌えポイントを探してたのか。ホントに単純だな…OTLオネェチャンナミダデテキタヨ…


他にもSAで牛丼を買ってきて「美味い!マジ美味ぇよ食べてみ!!」と同じ箸を薦めてきたり、それなのに「マジ気持ち悪い、酔った、吐く…」とグダグダ言うので本当に生暖かい気分になれた3時間でした。
…しかも男の人っていうのは大体座るときにガニマタに足を広げる癖があるんで、私の座るところが圧迫されたお陰でその後一日もの凄い足が痛かった…これだから単純無意識は手がつけられんのですよ…。まぁ肝心の演技自体はオーディションで見た限りなかなかイイモノを持ってるぽかったですけどね。
しかしどうしてこうも演技コースは人を困らせるのかOTL
結局一睡も出来ずにその日フラフラでした。


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