2002年04月29日(月) |
Hexenschuß(魔女の一突き=ぎっくり腰) |
日本は今ごろゴールデンウィークというやつですかねえ。ミュンヘンはなぜか休みが少ない。フライブルク時代はゴールデンウィークみたいなのが、この時期あったはずなんだが。
朝から、退屈なイタリア語の授業に行った。イタリア語自体は楽しいのに、先生の教え方がいまいち。授業後にVeraに会った。彼女もこの授業とってたらしい。とりあえず、友達がいれば、つまらない授業でも多少Motivationが高められるかな。そして、いつものように、カフェスタンドに行って、カプチーノで朝食。機械のエスプレッソマシーン欲しいなあ。金持ちになったら真っ先に欲しい。午後はSteffiと作文の宿題をやった。ほんとは4人でやることになってたのに、来たのはうちら2人だけだった。まあ、和気藹々と書き上げました。
そして。アフロ先生の授業。今日は「魔女狩り」についてやった。女性教育の歴史から中世の魔女の話になった。中世では、女性がやたら知識をもっていたりすると魔女扱い。なにか人にアドバイスをしたり、ちょっとでも予言が当たったりしたらもう大変。拷問にかけられ、魔女裁判。「魔女暦はどれくらいですか?」とか、「他に魔女友達はいますか?」などと質問され、すでに魔女であるとこが前提となっている。魔女であるか否かを問う質問ではないらしい。そして、最後は火炙りの刑。魔女の見分け方という法律があったらしいが、その一つに「醜さ」というのがある。つまり、ここであほらしい参段論法が成り立つ。「魔女はみな醜い」「Aさんは醜い」ゆえに、「Aさんは魔女」というふうに。もともと女性が悪魔に魂を売って魔女になるという発想は、女性が欠陥作品であるという考えからきているらしい。イヴがアダムをそそのかして楽園追放になったことをキリスト教世界では、恨んでいるのか、女性はみなイヴの子孫だとして卑下される始末。(マリア様はどうなるんだ?あいつは聖人か。)なんとも、T嶋Y子さんが激怒しそうな話である。彼女が中世に生まれていたら、間違いなく魔女扱い。(現代でもそうかも。)そんな魔女について語るアフロ先生も魔女に見えてきた。それにしても、無知と宗教信仰は怖いなあ。一体、何人の女性が犠牲になったことやら。そう言えば、日本には魔女思想があったのかな?卑弥呼なんて、魔女裁判にひっかかりそうだけど。キリスト教はやっぱり胡散臭い。
授業の後、バイトの面接に行ってみた。今日開店の日本食レストラン。人手が足りないという噂を聞いたので。できれば、週末に働きたいのだが、どうなることやら。とりあえず、開店したばっかりなので、客の入りが見当つかないらしい。もしかしたら、土曜日にデビューかも。
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