度々旅
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気づけば、インドから帰ってきて10日以上経ってしまいました。帰ってきてすぐは、ここエンピツで、いろいろ書こうと思っていたのだけれど、インド呆けが抜けず、ぷらす元々の怠け性が出てきて、働く以前の生活に戻り、ワンデーワンスウィングってな感じで、今日は洗濯した、今日は役所に行ったと、牛歩のような日々を送っておりました。 ここ10日くらい、とことんだらだらしたー。久しぶりにだらだらした。しかし、かつてのだらだらは、常に研究のことがあり、そしてだらだらしつつも、やることはたくさんってことからの逃避のようなもんだったので、焦りばっかりだったけれど、この度は、仕事探さなきゃってことはあるとして、特にやらねばならないこともないので、精気のない生活に身を委ねてみた。 帰国直後、研究室で室員をやらないかという先生からの連絡があり、遠いし安いけれど、こんなに気楽な仕事もないとかなり迷い、そのおかげで、インドの余韻はあっさりふっとんだ。結局断り、それから、はて何から始めようと思い、ちょっと立ち止まり、だらだら生活に突入した。その間考えることといえば、ああ農業やりたいなだったり、ヨガをもっとちゃんとやりたいなだったり、夏が恋しいなあと思ったり。もしかして、一番あってた仕事ってテキヤじゃない?なんて思ったり。 私は、インドへ旅立つとき、お金以外に私を拘束するものは何もなかったはずなのに、openチケットで旅立てず、その上今までよりも短い期間で旅立った。向こうにいる間は、やっぱり帰るところは日本なんだなあって思ってた。向こうにいる間、大好きだけれど、やっぱり自分は向こうの文化にとって異物なんだなあと思ってた。異物だからこそ、心地良いんだなと思った。けれど、自分が生活する社会において異物になることはやっぱり怖いし、できないと思った。その気持ちが、私と社会を結びつけているものだろうと思う。そういうマイナスな気持ちで社会に再び戻るのは嫌なので、まあ、とことん何もせずに過ごして自分を観察していたわけだけれど、どうやら、ちょっとは速度を戻せそうな感じがしてきた。
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