度々旅
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2002年04月28日(日) 〜べし

予定を立てて実行するということは、とっても苦手だ。
何かをしなければならない、ということが決まっているというのは、
このうえない苦痛。

予定というのは、自分との約束と同じ。
約束というのは、結んだ途端に義務に変わってしまうことが
多いようだ。

人間の行為と思考の間には、ちょっとした隙間がある。
ソクラテスの問い、how one should live,

“〜べし”というのは、義務である。
そして、私の場合は“〜べしだが、私はそれをしない”
という場合が多い。
“私はタバコをやめるべきだが、やめない”
どのような行為を行うべきかを考えている時には、
欲求は極力無視される。
しかし、実際その行為を行う時は、欲求によって支配される。

ソクラテスの問において、それが問われるのは、
何らかの目的があるからだ。
目的は、欲求でもある。
欲求によって、出された問いは、義務によって答えを
出さなければ答えが出ないのだろうか。

でも、義務によって出した答えを実行するのは、
至難の業だ。
だから、目的における欲求と、そのための行為が
直接的に結びつくことが一番のぞましい。
そのためには、思考と行為の間に義務が入る込む
余地を与えてはいけない。

だから、私は予定を立てることが嫌いであり、
立てることができないのかもしれない。


こげんき |MAILBBS

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