猫頭の毒読書日記
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日本推理作家協会賞という 小林秀樹著 (1999年4月情報センター出版局刊)
う〜〜ん、すごいですね 7月6日は、自分から弟のところにいったんではなくて、 弟と弟の奥さんに来いといわれていったんだという。 それはゴッホが、絵に対する気力に満ちていたのを、打ち壊す出来事であったというわけだ。 ヨー・ボンゲルというのは、テオが死んでから、ずっとゴッホのためになにかしていたという 印象であったのに、実は再婚していて、その夫がなくなったあと、書簡集を出したのだという。 書簡集の寝室の絵のスケッチは贋作であり、 「烏のいる麦畑」を最後の絵と解釈する通説を作ったのは、彼女であり、 ゴッホ像まで作り変える改ざんと捏造を行った、と、断罪されている。 うむむ つづいて、同じ著者の「ゴッホの証明」という作品(ノンフィクション)がある。 (アマゾンの古本で購入)
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