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2002年04月27日(土) ■時候記:おぼろ月夜な家路■ |
路地を曲がって住宅街を抜ける帰路は、少しの間、感傷的な気分になる景色が続く。通っていた小学校も中学校も、保育園もみ〜んなその道の上にはある。
昔、辺りは畑ばかりだったのに、今はマンションや新興住宅が並んだおしゃれなベッドタウン。
それでも広く重々しい地主家の周辺は、なつかしい夜を醸し出している。うっそうとして杉が聳え立ち、月明かりを遮って昔話の世界に誘う。それこそ天狗やもののけが迫ってくるような緊迫。
おぼろ月夜の空は、母の手に引っ張られ泣きべそで歩いた過去を引き出す。
うっすらとぼやけて、暖かく照らす春の月光。
今はもう怖い道では、なくなった。あの頃の母と同じほどの歳になった春、そこは、おぼろが染みる道だった。
春は思い出が沢山。皆に楽しいそれらが増えていきますように。
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フィル/ フロム・ジ・イノセント・ラブレター
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