深海、青、底、イルカ、くじら。 2004年08月09日(月) |
日曜。昼の新宿。
ルミネ6F、待ち合わせ用のオブジェのような椅子。 その椅子に座ってメールチェックで時間を潰していると 真正面から元気な声であいさつされる。
「おひさぶり〜!」
待ち合わせたこの人は、わたしと同じ名前の友人。 夏らしいブラックのサンダルにモーヴ色のペディキュアが渋い。
ベトナム料理か和食か少し迷って 結局和食レストランに入る。
色とりどりのきれいな和食料理をつつきながら お互いの近況を話した。 彼女は水曜から夏休みをとるらしい。
「来週水曜から休みなの。 水曜は六本木のシネコン行こうと思ってる」
「Deep Blue?」
「そう」
いいかもしれない。とても。
涼しい映画館、深海、青、底、イルカ、くじら。
東京のこの暑さから逃れるには、一番いいかもしれない。 前日のサッカーの話をするよりも、ずっといいと思った。
スポーツは代理戦争。 スポーツなのに政治が絡んでるとがっかりしたり 中国に対して怒りを覚えてもしょうがない。 民族性からいって中国の国際化は無理だと思うし。
2国間に昔あった戦争の話とか これからあるべき理想の国家関係とか
もっともらしい顔をして、
過去と未来をごちゃまぜにしたような そんな話をするのは無意味だ。
この呪わしいほど暑い東京で、これ以上怒って熱くなるより それよりも夏休みの話をしていたほうがいい。絶対。
真夏の映画館&ブルーの海底と魚たち。
このほうがいい。 美しいものをみて素直に感動しているほうがずっといい。
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