本当の愛ってなんだろか |
レイモン・ペイネの ペイネ 愛の世界旅行を見ました。
私はこの人の描くほのぼのした絵が大好きなのです。 変な理屈とか、大人の汚い部分とかがない、 見てるこっちが恥ずかしくなるほどの純粋なLOVEってのは珍しいんじゃないだろうか。
これはバレンチノとバレンチナという「恋人たち」が本当の愛を見つけるために 世界旅行をするお話なんですけど ストーリーはあってないようなものです。 各世界の文化や歴史をかいつまんで紹介するような感じ。 付録の「旅行ガイド」をONにしてから見るべきだと思いました。 テロップで説明が出るんで、出ている映像の意味がわかります。 ああ、ここはこういうものを比喩してるんだな〜とか。 私にも、もちょっと教養があればもっと深く楽しめたんだろうけど……。
世界で何が起ころうともひたすらイチャイチャする二人が笑える。 でもかわいいから許せる。
シェークスピア自身が、ハムレットのあの有名なセリフをパロったセリフを言ったり 恋人たちが、敵につかまったドンキホーテを助けちゃったり なかなか面白い…。
パッケージの絵は、抗議デモをしている人たちと政府の軍が争ってるシーンで、 青い花が降りてきてみんな争いをやめて平和が訪れるというシーンです。
スマートなスーツとリボン風のネクタイ、シャッポ(帽子)が似合う青年、バレンチノのセリフ 「愛と平和が…夢の世界にしかないとしたら、かなしいね…」
うふふふ、愛だ平和だ〜…ってひたすら平和な内容かと思ったら、 最後に見てる人に問いかけるような奥深いセリフ。 こういう、お話の中でしか愛と平和はないんだろうか?と言われてるようだ。
オープニングで、飢餓、核実験、戦火の中をバレンチノとバレンチナが駆け抜けていくシルエットが好きだ。 当時は冷戦中だったんだなあ。
この二人かわいすぎる。 バレンチノの森川智之の声がスマートでかっこいいし バレンチナの井上喜久子が甘くて色っぽくて良い感じ。
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2006年02月14日(火)
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