昔見たアフリカの寓話を思い出させてくれる話でした。

ZABADAKの二月の丘の若者とガラスの森の息子が同一人物だと思ってるみりあです。
ついでに五つの橋の男と上野洋子さんの約束の花の彼も
同一人物に感じるという意見聞いてからそんな感じもしてます。

いやもういっその事みんな同じ人って事で(おい)


キリクと魔女
レンタルで見ました。
面白かったです。というか良い!!
雰囲気、色使いが独特で音楽もアフリカの伝統音楽。素晴らしい。
フランスのアニメをジブリが日本向けに翻訳してるだけなので
ジブリっぽさは全然ありません。
というか、レンタルビデオの棚にはディズニーの欄に置かれていたらしい…。おいおい。
映像、そんなに凄いことをしているわけではないんですが
とても美しい。美術の人のセンスを感じる。
普通、絵を描くときは原色の色というのはめったに使いません。
現実感がなくなりますし
彩度が高すぎて、並べるとハレーションを起こしやすくなりますので。
でもこれは黒人の黒い肌と暗い大地、全体的に暗い画面の中でぽつりと
彩度の高い色をおいてあるので目を引く鮮やかさが生まれているんですね。
また現実感のない色をあえて使うことで神話的な雰囲気を高めています。

レイモン・ペイネといい、フランスは芸術の国と呼ばれているだけあってか
雰囲気の作り方が上手いですね。
行ってみたいなあ。



いわゆる凄いCG技術、高画質、ど迫力な演出、音楽を期待すると裏切られます。
素朴なのがこの作品の良いところ。
2005年03月10日(木)



日々の雑記 / 蜜柑

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