総天然色色眼鏡

2006年02月12日(日) カイカイ2

さて各国入場が終わると・・・

巨大な本が登場.
ダンテの詩集(神曲?).
おじいちゃん俳優が朗々と一節を読み上げると
ファンファーレと共にフラッグパフォーマンスが始まる.
一糸乱れぬ旗さばき.
こういうの観るの好きだ.
(自分ではできないから)
もしかして軍人か警察官かも.

そして赤いドレスの女の子があどけない歌声と共に入場.
中世の衣装を身に着けた人々やおなじみ真実の口も登場.
ゴージャスイタリアの美と文化をテーマにした
ディズ○ー・パレード(違)が繰り広げられる.
BGMはバッハやヴィヴァルディのフレーズをかいつまんでアレンジしている.

それらに引き続き
今度はボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」実写版(?)が.
無垢なるヴィーナスの頭上でイチャつくゼフィルスとクロリス.
絡まっちまえ.
・・・なんて思っていると彼らはまさに西風のごとくそよと去り
世界はお前らじゃなくて俺を中心に回っているんだと言わんばかりの太陽と
月がぼよよんと現れる.
ルネサンス.

そうこうしていると前衛バレエ団登場.
モダンすぎて理解できず.
悪いが無学の徒にはアートというよりギャグだ.

理解しがたいものたちの登場に頭を抱えていると
なんとピットクルーと共にF1マシンが登場だ.
これなら盛り上がり方もよく知ってる.
「えふわんかっこええ」これで良い.
会場の人々も同じ気持ちと見え
分かりやすい「カッコイイ物」の登場にホッとしたのか拍手喝采.
勿論イタリア車といえば真紅.
血の赤であり,情熱の赤であり,ワインの赤であり,トマトの赤だ.
グラッチェ.
ピットアウトして氷上に踊り出ると氷の上でぐるんぐるんドリフト.
氷上サーキット.
なんてありえない画なんだ.
ドリフトしながらタイヤ痕でなにやら描いていた.
こんなの

そしてサマランチ会長のご挨拶.
おこさまらんちかいちょう.
スピーチもラーメンも3分が限界,と教えてあげたい.

スパイダーマン達再登場.
銀色の衣装を来た彼らがワキワキと動き,平和の象徴ハトを形作る.
なんだか欽ちゃんの仮装大賞風味.
それも“小学校のクラス一丸となって出場しました”な風情.

へぇ〜と思って見入っているとなんとオノヨーコ登場.
おおお・・・意外でびっくり.
この人は日本人でもアメリカ人でもなく
世界では国際人として扱われているんだなぁ.
オノヨーコ登場に続いてピーター・ガブリエルがイマジンを歌う.
ちょっと不思議な人選だ.

そしていよいよ聖火の入場.
会場で4組(うろ覚え)の選手に引き継がれた聖火.
聖火台を仰ぎ見る場所でトーチの火を点火台に点すと
炎は会場をぐるっと駆け回り
大きな花火が飛び散ると共に一気に聖火台へ駆け上がって行った.
現地で観たら,もしくは大画面で観たら感動モノだろう.
(14インチブラウン管テレビが恨めしい・・・)

会場が一気に沸きあがる中,ステージのレッドカーテンがスルスルと開く.
そしてオオトリは・・・なんとパヴァロッティがオーケストラを従えて登場.
あの寒空の中,パヴァロッティの病気も心配だが,オケも大変だろう.
(木製でも,楽器は案外冷え冷えに冷え切る)

曲は歌劇『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”.
イタリア-日本の時差は8時間.
録画で観るな,ライブで観ろ
感動は昼間じゃない,夜中に起きているんだ(青島刑事風に)
・・・ということですかそうですか.

私は寝ますがね.
ぐぅすかとむさぼり寝ますよ.
そして翌日,朝ご飯(納豆飯)をかきこみながら
ダイジェストで観て納得するヘタレです.
ともあれ冬の祭典のはじまりはじまり.
また気が向いたときにのんべんだらりと書くことでしょう.

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2/12 13:40追記

開会式の終盤、五輪旗掲揚の際
旗を持って行進する軍人さんの一人が
右手右足が同時に出てしまうありがちな状態に陥り
立て直そうと四苦八苦。
かわいいというか、かわいそうというか。
観るチャンスがまだあるとすれば
今日の夜のスポーツニュース辺りがラストチャンスか。
必見。


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