2005年09月09日(金) |
DVD『コンスタンティン』を観た件 |
プレミアム版が先週末に届いたので,ワクワクしながら観た. 観たのだが・・・
未公開映像が含まれているはずなのに,劇場公開のときにはあった部分が削られてるっぽい・・・?
とりあえず気付いたのは,ジョンがアンジェラの部屋で 「地獄に行くには大きい鍋が要る」 と言ってアンジェラが「はぁ?ナニ言ってんの?」な顔をしている部分が無い. 鍋はいきなり登場. (この時,キアヌ・リーヴスは膝に猫を抱き,足は水を張った鍋の中. その格好で素晴らしくピンと伸びた背で椅子に座る姿はなんとも不思議である.)
で,その地獄行きから戻って,腹拵えに屋台に行ってパンケーキをぐちゃぐちゃに引っ掻き回すところも時間が短くなった気がする.
イザベラが飛び降り自殺をする直前にも,もう少し色々あった気がするんだけどなー.
それにガブリエルは,映画では丁寧語じゃなかったと思う.
なんだか腑に落ちないYo・・・.
でも,特典は満足できる. 特に面白いのは監督や脚本家などの製作者たちの解説. 通常の本編とは別に,始めから終わりまで製作裏話などのナレーションを聞きながら観る別バージョンが入っている. 皆で楽しそうにキャッキャ言いながら作ってたみたいです. DVDを買っちゃうほど入れ込んでる身としては,なかなか嬉しい特典.
おまけのプチ単行本(A FEAST OF ERIENDS)も良い. これを読むと,原作のエピソードを巧く映画に取り込んでいることがよく判る. (ジョンが寂しがり屋さんだということも判る) おまけ本のストーリーは,強烈な飢餓感をもたらす悪魔がジョンの友人に取り付くというもの. 食べても食べても飢餓感が収まらず,やがて食べたものを詰まらせて人々が死ぬというエピソードは,映画ではジョンの友人であるへネシー神父が飲んでも飲んでも乾きが満たされず,やがて飲み物で溺死するという描写に受け継がれている. また,このおまけ本にはパパ・ミッドナイトも出てくるのだが,映画とは微妙に差異がある. 映画ではダンディな服装のステキな黒人だが,コミックではダンディなのは上半身だけで,白いパリっとしたジャケットの下はエスニックな腰蓑. 変態だ.
ちなみに,高慢な天使(五條瑛の鉱石シリーズに登場するあの嫌味な上司を思い出させる),煙草の吸いすぎで余命わずか,電気椅子,なんだかホモっぽい描写(サタンとジョンの遣り取り)等も単行本のエピソードから取ったものだと思われる.
DVDを観ると,パート2が作られそうな雰囲気が改めて感じられる.
|