総天然色色眼鏡

2004年05月25日(火) カルチャーバブル

『クリムゾン・スカイ』のCMが好き.
ゲームははまると厄介なので買わない主義.
でもいつか『メタルギア・ソリッド』を買ってしまいそうな,よ・か・ん☆

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東京行脚で飽き足らず,日曜日にまたまた美術館に行った.
松本市美術館へ.
「日常のデザイン」を見直そう,というような趣旨の展示なのだが
ごく普通のスプーンにも感動させられるとは.
してやられた.
無印良品とか柳宗理が好き,なんて人には
特急に乗って見に行くくらいにはオススメしたい.
(それぐらいの距離からでも観に行って損は無い,という意味で)

ついでにサイトウキネンのチラシを貰った.
チケット高!!!
面子を見れば納得しないでもないが.
安藤忠雄の舞台は観てみたいけど,今年も見送るんだろうな.
毎年チケット販売日をスカっと忘れるので.

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時々「男同士のせめぎあい」みたいな話が無性に読みたい衝動が訪れる.
(やおいではない)
時代小説なら剣豪同士の果し合い,サスペンスなら諜報合戦・・・みたいな
プロとプロの力の均衡を見たくなる.
東京で,ホテル滞在中にその波が訪れ,本屋に駆け込んだ.
『リヴィエラを撃て』『そして夜は蘇る』『スノウ・グッピー』の文庫を買った.
リヴィエラを拾読みしていたら,BSでまさにブラームスのPコンを演っていた.
あまりにタイムリー(ちなみに結構あっさりした演奏だった).

その後,『そして〜』を.沢崎シリーズは初めて読んだ.
ハードボイルドは久々に読んだが
同シリーズの『私が殺した少女』があれほど話題になったのに
今まで読まなかった自分を罵りたくなるほど面白かった.
都内を巡る間,電車で立ち読みしたのだが,カバンを開けるのが楽しみだった.
推理小説的な面もあるので,説明的な台詞が少々鼻につくこともあったけど
人間40年も生きていれば,さほど単純な人生は歩んでいない・・・
ということに気づかされる大人の小説だ.
勿論登場人物たちの人生はいささか複雑すぎるが.
ラストは映画のような雰囲気がある.

とりあえず沢崎と錦織の関係が私的ツボ.
錦織を「信頼している人物」と自分の口で言い
「有能な刑事」と胸の内で認めておきながら
「友人」と人から言われると完全否定.
沢崎はイイ年して意地っ張りさんだ.

続きが読みたくて仕方が無いので明日買いに行く予定.
『警視庁心理捜査官』もやっと文庫が出たので買わなくては.

先月はほとんど残業していない割に,5月はかなり出費がかさんだので
本当は要節約なのだが,財布の紐は緩むばかりである.
今週だけで3〜4月分と同等の残業をしてるから良い,ということにする.


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