2003年09月05日(金) |
演奏会録〜8月31日天満敦子〜 |
場所は母の実家の近所のお寺. 今回は帰省のついでに寄ったのだが遅刻した. (しかも道が工事中で途中で迷った)
前半は無言館館長氏の講演があった. 天満女史の十八番『望郷のバラード』裏話を聞く. 事実は小説より奇なり. 私は「祖国」どころか生地すらほとんど離れていないので (4度の引越しを重ねても,せいぜい数10kmしか離れていない) 故郷を失った人の想いというのは残念ながら想像も及ばない. ただ,その想いの深さをなんとなく悲壮に感じるばかりである.
ひとつ思うのは,音楽にせよ絵画にせよ 自分の想いを表現する術のある人は 同じを想いを抱えつつ押し黙るより外無い人より 少しだけ恵まれているかもしれない,ということだ.
天満敦子女史の演奏は伸びやかで聴き易かった. 『北の宿から』もプログラムに入っていたが プログラム上に“小林○星”の四文字を見ると 頭の中にあのいがぐり頭やたぷたぷほっぺがチラついて困る.
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