待ちに待った『マークスの山・文庫版』刊行. 入手後,2週間我慢してようやく読む時間もできた. が,待ちに待ちすぎて我慢もしすぎて あまりに楽しみすぎて大事すぎて勿体無くて読む気になれない.
『終戦のローレライ』は更に1ヶ月もお預けしているので勿体無さもひとしおだ. (しかもデザインもあまりに好きすぎて指紋がつくのもイヤ,とくる)
・・・本のサイトは本を読まないと始まらない,ということに今さら気付き ぐずぐずした自分に焦れる馬鹿がここに一人. それにしても読書のモチベーションが上がらない.
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とりあえず今のところ,冬休みに読み掛けた 『極秘捜査』(麻生幾)を細々と読み進めている. ほほぉー「じえいたい」「けいしちょう」「けいさつちょう」・・・っていうのはそういう所かなるほどー,と色々目から鱗が落ちる. じえーたいの人々は世論が気になるからなのか,相当な慎重派 (この本では陸自の様子しか出てこないので これは単純に組織の体質が垣間見えただけかもしれない) 対するけーさつの皆さんは稀に強気な行動に出るらしい. (オウム捜査「Dデー」の計画は 若干前時代的というか,精神論的というか・・・むむ.)
そして「日本は世界で最初に核兵器と化学兵器の矢面に立った国」 という一文を読み,愕然となった. 現在各種近代兵器の被害に対して我らがニッポンは今「ビンゴ」. 今後生物兵器の被害に遭うことがあれば N(核),B(生物),C(化学)兵器の一揃いを経験したことになる. 平和じゃない国に危機に対する勘の鈍った人間ばかりが住んでいる,というのは なんというか・・・悪さし放題カモネギ国家という感じがして 非常に心許なくなった.
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