ゲンジツカン
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次の日に、自己嫌悪に陥るのは、いつものことだ。 今日も、また。 頭に残ってしまった言葉たちを、反芻する。 喜んでいる自分を確認する。 それから、全てが嘘であると、自分に言い聞かせる。
今のままでいい。 それは本当だろうか。
・・・・・・・・・・・・・。
そういえば、あのキスマーク。 久しぶりに見た。 あの人はよくキスマークをつけた。 私はあまり好きじゃない。 彼の、お前は俺のモノだ、という刻印のような気がした。 実際に言われることもあった。 そんな時、「私はモノじゃない」と私は言ってた気がする。 幼かったんだと思う。 そんなことは、必要なときだけいえばよかったのだ。 彼を不安にさせていたに違いない。 あの頃は、自分の弱いところを見せないようにするのに必死だったのだ。 まぁ、別に今更いいのだが。
私はモノじゃない。 誰もが、そう思っていると思う。 だけど、自分にとって、他人とはどういう存在なのだろう? どこかでモノのように考えている時はないだろうか。 私は少なくとも自分では、そう考えないようにしているつもりだ。 いつも、その人の立場にたって、考えている、つもり、だ。
後から気づくなんて遅すぎる。 私は、やっぱり許せない。
ミル
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