日々のつぶやき...文月水里

 

 

『ククたん』と大事なクッションと『マルチェロ兄貴』 - 2006年06月04日(日)

■ まだどうにも疲れ目が治らず、あうう…… という感じであります。
今日はちょっと早めに日記を書いてしまう作戦。……だったのですが…… UPしようと思ったら、なんか日記のサーバが墜ちてました(汗)
「弟君ククールの日記」の方も書くから、ついこっちの方がおろそかになりがちなので…… って思ったんですけどね。いやはや。
リヴリーマルクク話の過去ログ「法王マルチェロの執務室」の方も、ちょこちょこ更新してます。
書き直し入ってる所なんかもあるので、よろしければご覧になって下さいませ。

■ 夏コミ発行のネウロの笹塚アンソロジーに、文月も参加させていただくことになってます。
うーん、どんなネタで書こうかなぁ……
アンソロというものにはあまり参加したことのない文月。ちょっと楽しみです。
前回の兄弟アンソロに続いて、2・3回目くらい。
参加するからには、頑張るですよ。

■ さてさて、またしてもリヴリーからマルクク話を妄想しようのコーナーです。
ある日の夜のこと。
今日一日元気に跳ね回っていた『ククたん』も、そろそろおねむの時間です。
大好きな『マルチェロ兄貴』とは別の島で暮らしている『ククたん』は、夜眠る時はひとりぼっち。
前はすごく淋しかったけど、今はもう淋しくないのです。
何故なら、お兄様からもらった、ふかふかのクッションがあるから。
前はお兄様が眠るのに使っていた、チェック柄のクッション。ちょこっと端っこの金糸が解れているけど、まだとってもふかふかです。
それに何よりも、微かに兄貴の匂いがして…… 何だか、兄貴が側にいてくれるような、そんな気がするのです。
眠い目を擦りながら、羽毛の中からお兄様のクッションを引っぱり出して来た『ククたん』。
「おやすみなさい、兄貴」と独りご挨拶をして、今夜も、ふかふかのクッションの上に丸まろうとしました。
ところが、その時です。

【オオカマキリがあらわれた!】

「わぁぁっ!? うわ〜ん、兄貴っ、兄貴〜っ!!」
【ククたんは逃げ出した!】

なんと、『ククたん』の島に大きなカマキリが!
その大きなカマを振り上げて、威嚇して来るオオカマキリ。リヴリーたちの天敵です。(それにしても、『ククたん』の島にはカマキリが良く出るな…… 何ででしょう)
半分おねむだった時に、突然モンスターに襲われた『ククたん』。小さな心臓がはち切れそうなほど、ビックリです。
カマキリに襲われる心配のないムシクイが懸命に抑えてくれている間に、『ククたん』は、夢中で島から逃げ出しました。
逃げ込んだのは、もちろん、『マルチェロ兄貴』の島です。

■ お兄様はもうお休みになっていましたが、泣きながらやってきた弟を見て、すぐに起きてくれました。
ビックリしてしまった『ククたん』は、かなり動揺してしまっています。お兄様がどうしたと聞いても、泣きながら兄貴に縋り付くばかり。
でも、お兄様は根気強く話を聞いてくれました。
そうしてるうちに、だんだんと落ちついて来た『ククたん』。自分の島にモンスターが来たことを、お兄様に伝えます。


「こんな時間にやって来るとは、非常識な魔物め…… まぁいい、クク。しばらくここにいなさい」
「うん、ありがと兄貴…… って…… あっ! オ、オレ兄貴のクッション出しっぱし……!!」

さぁ… と、『ククたん』は青くなりました。
お兄様からもらった、大事な大事なクッション。それなのに、モンスターから逃げることで精一杯で、そのまま置き去りにして来てしまいまいした。
オオカマキリの足はトゲトゲで、踏まれただけでも穴が空いてしまいそうだし。それに、もしもあの大きなカマで引き裂かれたりしたら……!
すっかり心配になってしまった『ククたん』は、もう半分涙目。くすんくすんと、しゃくり上げだしてしまいます。
そんな弟を、優しく慰めてくれるお兄様。
ちっちゃなその身体を抱き上げると、新しいお兄様のクッションにそっと乗せてくれました。


「大丈夫だ、クク。そら、少し眠りたまえ」
「うん、でも…… 兄貴のクッション…… くすん……」
「クッションは無事だ。もし破れてしまっても、また私のをやるから。……さぁ、いい子でおやすみ」

お兄様の「いい子でおやすみ」は、眠りの魔法。
元々おねむだった『ククたん』は、まだくすんくすん言いながらも、お兄様のクッションで眠ってしまいました。
その瞼に浮かぶ涙を、そっと拭ってやったお兄様。
一転してキッと鋭い顔つきに変わると、静かに島を出ていきました。
向かうのは、そう。今はモンスターに占拠されてしまった、弟の島です。

■ お兄様が弟の島に降り立つと、丁度、ムシクイとオオカマキリがにらみ合ってる所でした。
大きなカマを振り上げるカマキリを、鋭いキバで威嚇するムシクイ。『ククたん』の大事なクッションを守ろうとしてくれているようです。
お兄様の存在に気付くと、カマキリは矛先をお兄様の方に向けました。
ちょっと追いつめられていたムシクイも、ホッとしたようにお兄様の方を見ます。


「魔物め。この島を、少しでも荒らしてみるがいい。その時は…… 骨も残さず、消し炭にしてくれる」

法王様譲りの威厳をもって、静かにモンスターを威圧するお兄様。
その表情は穏やかながらも、氷のナイフのような鋭さと冷酷さが満ちあふれています。これは単なる脅しではない。警告なのだ、と。
これには、モンスターもたじろいでしまいます。
そんなモンスターに一瞥をくれると、お兄様は静かに魔物に背を向け、『ククたん』の大事なクッションを羽毛の奥の方にしまってしまいました。
その背中から滲み出す威圧感に、モンスターも動けません。
そして、頑張ってくれたムシクイに「よくやってくれた」とねぎらいの言葉をかけると。自分の島に帰って行きました。

■ お兄様が島に帰ると、その気配に気付いて、『ククたん』が目を覚ましました。
きっと自分の島に行ってくれたんだと思った『ククたん』。モンスターにケガをさせられていないかと、縋り付くようにしてお兄様を見上げます。


「兄貴っ、兄貴っ、大丈夫? どこもケガしてない?」
「ああ、大丈夫だ。安心したまえ。クッションは無事だったぞ」
「そ、そう、良かった…… それに、兄貴がケガしてなくて良かった……」

頼もしく笑ってくれるお兄様に、胸をなで下ろす『ククたん』。
お兄様のクッションは大事だけど…… もしもその為にお兄様がケガをしてしまったら、何の意味もないのです。
でも、大事なクッションが無事だとわかって、『ククたん』はホッとしました。
モンスターも、もう少しすれば居なくなるでしょう。ムシクイはモンスターに食べられる心配はないし、今もモンスターに睨みを効かせてくれているハズです。
それまでの間、『ククたん』はお兄様に寄り添って、うとうとと微睡んでいました。
ビックリして、ドキドキハラハラだったけど。最後は、ちょっと幸せ。
そんな、あの日の夜でした。





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