DATE/oyamada linco ∧ 3 - 2004年12月09日(木) 仲間が転んでも決して振り返るな。約束した場所でいつの日にかまた会える。 野田秀樹がだいぶ前だが発言していて、なるほどと思ったのが、「桜の森の満開の下」という舞台で、芝居が始まる前の舞台の上に既に満開の桜があったら、その演出家は能無しだ(要旨)という言葉。パンフレットに書いてあったのか、よく覚えてはいないんだけれど。同名の坂口安吾の小説を下敷きにした「贋作 桜の森の満開の下」という野田秀樹の芝居は相当クールで、面白かった。到底、楽しそうなんて表現の似合わない、どぎつい作品だった。 この言葉をひくまでもなく、東京ドームでの星グランマニエくんの居場所というのは、後々劇中(ならぬGIG中)に語られるだろうとは考えていたが、まず最初は、なんの説明もなくGIGが進行されるであろうと私は考えていた。当たり前である。こういう状況、つまり「ランマ不在の東京ドームを5人でどうやるか」という、不本意ながらもテーマが決まってしまっているこの状況で、いきなり團長がランマはいませえん、もうしわけなああい、なんてMCをする訳がない。それはあまりにも不格好だ。もしそんなことになったら、演出家・綾小路“セロニアス”翔を見損なうところだ。見ている方は、このステージの演出家がランマの事を無視しているんじゃないことを、冒頭の曲がランマ抜きの房総スカイラインファントムだった事から理解しなくてはいけない。これはそんなにレベルの高い要求ではないと思う。 この曲は氣志團のメインテーマといってもよい、そんなポジションを陣取る代表曲で、これをランマが作曲したということは、本当に意外で、そのギャップが面白い。もちろん星くんのファンもこのギャップが生み出すイメージ(他にも酒乱・武闘派などという彼の雰囲気に似つかわしくなさが生み出す“意外性の男”という印象)をいたく気に入っていることだと思う。ただ、彼のことがあまりに好ましく思うがゆえと推察するけれど、一部のファンは、全体的な氣志團のステージのグレードというより、「どれだけランマを特別扱いしてくれるのか」を気にするために、いささか片寄すぎの感想ばかりもらす。それを読んでいると、私はどうしても、彼女らは氣志團のステージが破綻して欲しかったと考えているのではないか、と思える。いや、破綻というより、もっとぴったりの言葉はやはり“失敗”だ。 ランマがいなくちゃやっぱり駄目。その結論は彼女らには最初から出ていて、「さあどれだけ失敗してくれるか」それが見たかったのではないかと感じる。ランマがいないせいでどうにも盛り上がらないステージ、埋まらない客席、いやそれよりも、「ああ、やっぱりダメだったよ」といわんばかりの團長の、アンコールでの憔悴したコメントさえあれば彼女たちは満足したかも知れない。 彼女らの思う成功と氣志團(=團長)の考える成功の違いが生んだ行き違いなんだろう。どんな状況でも最善手を打ち続ける、氣志團團長としての誇りが、彼女らの苛々のもとだったのだ。 のんびりと続く。 ... ∨ My追加 past will Mail BBS ●氣志團現象最終章LAST SONG大阪公演2Days感想&氣志團現象総括……長いので、覚悟して読んで下さい。 ☆井川がたくさん活躍しますように。 ●テキスト●氣志團現象最終章LAST SONG in 東京ドーム のまとめ。……少しつけたしたりしています。 ●「氣志團のバックダンサーについてちょっと考えてみた。」 忘れ去られた座談会企画の焼き直し。あまりに古いので、話題の鮮度が低くてお見苦しいやも。 なにか意見、感想があれば、気軽によろしくお願いします。 ★ここは氣志團総合プロデューサー・綾小路“セロニアス”翔をリスペクトしていたサイトです。 *INDEX*(LINK&占い以外工事中)◎GIGレポート…今までのレポート。しかし未完のものもあり。とりあえず、前回のツアーの対談はこちら。 ◎木更津 in DEEP…氣志團に関する様々な文章、座談会企画など。 ◎めくってがっかり★ゆっき占い…つまり氣志團点取り占い。ネタはかなり古い。リニューアルに向け、刷新する予定。 ◎おやまだアンテナ…そんなアンテナ。 ◎LINK …とりあえず、以下の通り。 氣志團公式サイトSony Music Artiss:氣志團東芝EMI ★氣志團の小説はありませんが、それなりにマニアックな傾向があります。これからいろいろ補完していきますので、よろしく。それにしても「氣志團の小説」というワードにひっかかってやってくる人多すぎる。いや、ランマ事件以降、ほんっとに多いんですけど。私、書きませんからね。ドリーム小説とか、冗談やめてよう。 ☆知らない間にUFOが美味しくなっていました。その他、いろんなカップやきそばを試していますが、総じてみなうまいです。ソース系はUFO以外はあまり意味ないですが、塩系は新しいのを発掘するのが非常に楽しいです。外れがほとんどない! ★たまに氣志團の話をしないときもありますが、実は結構しています。というか最近はしすぎです。しすぎ、しすぎ。 ☆そういえば、世界が100人の村だったら、ってあったなあ。いや、ほんとにあったなあ〜。 ★このサイトは、since2002/4/26〜です。まだまだやる予定なので、ひきつづきよろしくしてください。 ☆微妙って言葉、ほんと大嫌いだ。 ★ところで、このサイトには載っていない、2001年の12/24のイベントのレポが、Hello,Helloというサイトにあります。コレもよければ読んでみて頂戴。 ☆サイトの企画はちょこちょこ考えてはいるものの、なかなか実現化しないなあ…。もう夏ですよね。盛夏ですよね。というか、晩夏ですね………。っていうか、秋じゃん!とかいってたら、もう冬のよそおい。冬真っ最中。とか云ってたら春!春来た! 年とるはずですよ。初夏の前になって、ようやく新コンテンツきた。盛夏きました。でもあんまり暑くないよう。そのかわり残暑がきびしいようです。とかいってたら、秋がすぎ、冬もすぎ、春めいていますよ!といってたら真夏のような6月の一日があり、梅雨だってもうすぐそこです。洗濯物が辛いね。なにが辛いってこの凄まじい暑さですね。でもそれももうそろそろですよ。秋、秋が来る。早く来て!来た来た、そして過ぎた。もう冬らしいが、厳しい冷え込みと無縁。大阪に限らず暖冬モードだ。早起きの身には助かるよ。しかし大晦日から寒くなっちゃった。まいるね。2月もしょっぱなから寒波、寒波でえらいことです。なーんて更新を怠っている内に、もう初夏。そして入梅。入梅ですって、今はもう盛夏も晩夏も初秋も秋真っ盛りも過ぎ、明らかに冬です。更新を怠るとこういう無様なことになります。さむっ。それにしても今年は絶対厳冬ですよ。
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3 - 2004年12月09日(木) 仲間が転んでも決して振り返るな。約束した場所でいつの日にかまた会える。 野田秀樹がだいぶ前だが発言していて、なるほどと思ったのが、「桜の森の満開の下」という舞台で、芝居が始まる前の舞台の上に既に満開の桜があったら、その演出家は能無しだ(要旨)という言葉。パンフレットに書いてあったのか、よく覚えてはいないんだけれど。同名の坂口安吾の小説を下敷きにした「贋作 桜の森の満開の下」という野田秀樹の芝居は相当クールで、面白かった。到底、楽しそうなんて表現の似合わない、どぎつい作品だった。 この言葉をひくまでもなく、東京ドームでの星グランマニエくんの居場所というのは、後々劇中(ならぬGIG中)に語られるだろうとは考えていたが、まず最初は、なんの説明もなくGIGが進行されるであろうと私は考えていた。当たり前である。こういう状況、つまり「ランマ不在の東京ドームを5人でどうやるか」という、不本意ながらもテーマが決まってしまっているこの状況で、いきなり團長がランマはいませえん、もうしわけなああい、なんてMCをする訳がない。それはあまりにも不格好だ。もしそんなことになったら、演出家・綾小路“セロニアス”翔を見損なうところだ。見ている方は、このステージの演出家がランマの事を無視しているんじゃないことを、冒頭の曲がランマ抜きの房総スカイラインファントムだった事から理解しなくてはいけない。これはそんなにレベルの高い要求ではないと思う。 この曲は氣志團のメインテーマといってもよい、そんなポジションを陣取る代表曲で、これをランマが作曲したということは、本当に意外で、そのギャップが面白い。もちろん星くんのファンもこのギャップが生み出すイメージ(他にも酒乱・武闘派などという彼の雰囲気に似つかわしくなさが生み出す“意外性の男”という印象)をいたく気に入っていることだと思う。ただ、彼のことがあまりに好ましく思うがゆえと推察するけれど、一部のファンは、全体的な氣志團のステージのグレードというより、「どれだけランマを特別扱いしてくれるのか」を気にするために、いささか片寄すぎの感想ばかりもらす。それを読んでいると、私はどうしても、彼女らは氣志團のステージが破綻して欲しかったと考えているのではないか、と思える。いや、破綻というより、もっとぴったりの言葉はやはり“失敗”だ。 ランマがいなくちゃやっぱり駄目。その結論は彼女らには最初から出ていて、「さあどれだけ失敗してくれるか」それが見たかったのではないかと感じる。ランマがいないせいでどうにも盛り上がらないステージ、埋まらない客席、いやそれよりも、「ああ、やっぱりダメだったよ」といわんばかりの團長の、アンコールでの憔悴したコメントさえあれば彼女たちは満足したかも知れない。 彼女らの思う成功と氣志團(=團長)の考える成功の違いが生んだ行き違いなんだろう。どんな状況でも最善手を打ち続ける、氣志團團長としての誇りが、彼女らの苛々のもとだったのだ。 のんびりと続く。 ...
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●氣志團現象最終章LAST SONG大阪公演2Days感想&氣志團現象総括……長いので、覚悟して読んで下さい。
☆井川がたくさん活躍しますように。
●テキスト●氣志團現象最終章LAST SONG in 東京ドーム のまとめ。……少しつけたしたりしています。
●「氣志團のバックダンサーについてちょっと考えてみた。」
忘れ去られた座談会企画の焼き直し。あまりに古いので、話題の鮮度が低くてお見苦しいやも。
なにか意見、感想があれば、気軽によろしくお願いします。
★ここは氣志團総合プロデューサー・綾小路“セロニアス”翔をリスペクトしていたサイトです。
*INDEX*(LINK&占い以外工事中)◎GIGレポート…今までのレポート。しかし未完のものもあり。とりあえず、前回のツアーの対談はこちら。
◎木更津 in DEEP…氣志團に関する様々な文章、座談会企画など。
◎めくってがっかり★ゆっき占い…つまり氣志團点取り占い。ネタはかなり古い。リニューアルに向け、刷新する予定。
◎おやまだアンテナ…そんなアンテナ。
◎LINK …とりあえず、以下の通り。
氣志團公式サイトSony Music Artiss:氣志團東芝EMI
★氣志團の小説はありませんが、それなりにマニアックな傾向があります。これからいろいろ補完していきますので、よろしく。それにしても「氣志團の小説」というワードにひっかかってやってくる人多すぎる。いや、ランマ事件以降、ほんっとに多いんですけど。私、書きませんからね。ドリーム小説とか、冗談やめてよう。
☆知らない間にUFOが美味しくなっていました。その他、いろんなカップやきそばを試していますが、総じてみなうまいです。ソース系はUFO以外はあまり意味ないですが、塩系は新しいのを発掘するのが非常に楽しいです。外れがほとんどない!
★たまに氣志團の話をしないときもありますが、実は結構しています。というか最近はしすぎです。しすぎ、しすぎ。
☆そういえば、世界が100人の村だったら、ってあったなあ。いや、ほんとにあったなあ〜。
★このサイトは、since2002/4/26〜です。まだまだやる予定なので、ひきつづきよろしくしてください。
☆微妙って言葉、ほんと大嫌いだ。
★ところで、このサイトには載っていない、2001年の12/24のイベントのレポが、Hello,Helloというサイトにあります。コレもよければ読んでみて頂戴。
☆サイトの企画はちょこちょこ考えてはいるものの、なかなか実現化しないなあ…。もう夏ですよね。盛夏ですよね。というか、晩夏ですね………。っていうか、秋じゃん!とかいってたら、もう冬のよそおい。冬真っ最中。とか云ってたら春!春来た! 年とるはずですよ。初夏の前になって、ようやく新コンテンツきた。盛夏きました。でもあんまり暑くないよう。そのかわり残暑がきびしいようです。とかいってたら、秋がすぎ、冬もすぎ、春めいていますよ!といってたら真夏のような6月の一日があり、梅雨だってもうすぐそこです。洗濯物が辛いね。なにが辛いってこの凄まじい暑さですね。でもそれももうそろそろですよ。秋、秋が来る。早く来て!来た来た、そして過ぎた。もう冬らしいが、厳しい冷え込みと無縁。大阪に限らず暖冬モードだ。早起きの身には助かるよ。しかし大晦日から寒くなっちゃった。まいるね。2月もしょっぱなから寒波、寒波でえらいことです。なーんて更新を怠っている内に、もう初夏。そして入梅。入梅ですって、今はもう盛夏も晩夏も初秋も秋真っ盛りも過ぎ、明らかに冬です。更新を怠るとこういう無様なことになります。さむっ。それにしても今年は絶対厳冬ですよ。