2004年09月30日(木)
夕方 いや、もう陽も沈み 薄明の夜空
少数の仲間うちで 飲むような 小さなパブやスナックが 5.6軒つらなった路地へ
入った。
日頃はこんな路地には あえて入ろうともせず
仕方なく入るときも 何かしらの恐怖感を かき消すように
急ぎ足で走り抜けていた。
だが、 そのときは 落ち着いて そこにいられた
だから 一寸じっくりと 路地の風景を眺めてみた
そこに集う人は、
葬式帰りの喪服の中年女性
疲れた顔のランニングシャツの男性
曇った街燈
さび付いた看板
路上でふざけあう中年男性たち
そこを 何食わぬ顔で 通り過ぎるサラリーメン
言いようも無い怠惰な感じ それと同じくらい人懐っこい 混沌としている何かが あった。
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