ー業が深いですねーご、う?ーカルマですよーご存知のはずですよ風の後を鈍い物音が追った。剣を振ってずれた右手の白い手袋を直そうとしたが左の手袋の色まで変えるのは躊躇われた。仕方なしに口で軽く上にずり上げた。鉄の匂いがする。慣れたものだ。