f_の日記
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 彼らと

今まで
出会ってきた彼らと

さよならも言わず
もう遇うこともないけれど

ふとした瞬間に

感謝することもあるし
笑っちまう時もあって


でも

もう二度とかえらない
もう二度と戻らない

そんな流れに眉を顰めながら

それでも嗤うくらいしかなくて


わかっていたこたえと
たどり着いた小さな部屋と

交錯しながら

ただ嗤うしかなくて


いや

それがとても
幸せなんだ

たぶん思い通りのことは
ひとつも手に入れてはなくて

誰かが羨むような
それも必要ではなくて


それでもそこに
あるんだ

あの時不思議だった
あの顔と

言葉が追いつかない
この場所と


あなたの今は
彼らの今は

今は
どうだろう

その日々の向こうに

2006年11月09日(木)
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