f_の日記
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 けれど

街灯を滑り抜けるように
さらさらと雪が舞う

熱いお茶を啜りながら
窓からそれを眺める

傍観者のような自分

何もかもから断絶されて
こんな風にお茶を啜るような

そんなところで終わりを迎えたい

絶望の淵で
悲しみの深淵で

なにもかも
あきらめてしまうような

そんなところではなくて

きっとそれが本当に望むことで
きっとそこが地図に印された場所で

2005年03月04日(金)
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