f_の日記
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息が白くて
刺々しくも星が瞬く夜

捨てられた猫のように
街を彷徨ったあの頃と
同じ匂いがする

馬鹿で純粋で愚かだったあいつら
大人びた今の仲間より

ずっと心を赦していたような気がして

何の力も無く
嘯きながらもそれを知っていたオレたち

何の方策も無く
それに逆らっていたオレたち

2005年02月22日(火)
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