f_の日記
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 織姫と彦星と

機を織る
海の向こうの娘と

タタラ踏む
小さな島国の男と

いつか離ればなれになることを知りながら
されどそうならないことを信じながら

月へ還る異国の
其の娘は

誰の愛も受け止めず

幻の中
消えて

男は胸の大きな穴を
酒と煙草で埋めながら

物語を
故国にて遺す

いつか出逢える
そんな物語に換えて

2005年02月19日(土)
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