木の芽通り
DiaryINDEXwill


2002年06月06日(木) 師の師。

「ににん」という雑誌で岩淵喜代子氏が、石鼎を書きはじめた。
氏にとって、石鼎は師の師にあたる。

生前どんなに名があった俳人でも、死後、誰も語ることがなければ、その人は忘れ去られてしまう。それは師系においても同じである。
だから、弟子は師匠を語る義務がある。

だが、弟子は決していい”作家論”は書けない、と言われる。
時に冷徹な眼を以って探らなければならない作家像。
直に接してきた師に関して、その眼を曇らせてしまうからである。
師匠が亡くなって10年は書けないはず、とも聞いたことがある。

それでも、師系は語りつがねばならない。
だからこそ私達は、師の師を改めて学び、書き残す必要があるのではなかろうか。
最近そんなこと思い始めていた矢先の岩淵氏の執筆。
とても楽しみである。

ふ〜、やっと更新。










微香 |HomePage

My追加