a days:日常的に迷走中
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ゲーム・アニメ・特撮…バカっぽく夢中!日常から非日常まで、カオスに何でも書いてます。
基本的に毎日書きます。拍手レス等はコメいただいた翌日あたりに…きっとあると思う。
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ついのべ
「枯れてきたな」
水に挿した花は大きく開き、花弁の縁を灰色に変えていた。 何故花は散ると知っていて咲くのか、その答えを知っているか。 そう問おうとすると、シャドウは淡々としおれた花を白い紙に包み、屑籠へ捨てた。
「そのまま捨てればいいのに、なんで紙に包むんだ?」 「マリアがそうしていた」
お題、rose gray(ローズグレー)#cea5b0
+++
たった一輪のバラの花。 水を代え、時に薬を与え、比較的涼しい場所に置かれ、マリアの目を和ませていた。 それでも、どんなにかいがいしく世話をしても、花は2週間が限界だ。
「シャドウ、わたしね、この花みたいに死んでいくのかな?」 「マリアは死んだりしない。プロフェッサーが…」 「そうじゃなくて、一般的な話よ。…そうね、わたしがおばあちゃんになって死んだとしたら、ね?」
マリアは楽しそうに笑っているけれど、シャドウは老人になったマリアというのがどうしても想像できなくて、ぽかんと呆けた表情を作った。
「この花みたいに枯れて散っていきたいの。きれいな花のうちに乾燥させてつくるドライフラワーや、香りを長持ちさせるポプリにすることもできるけど」 「醜く枯れて壊れるのが望み、なのか」 「そうなの。ありがとう、シャドウ」
シャドウはマリアの望みならばなんでも叶えてくれる、きっと。 だからその時まで、この花もさよなら、ね。 そう言って、マリアは枯れたバラの花を白い紙に包んで、屑籠に捨てた。 捨てられた花は、アークの微生物分解施設へ運ばれ、また植物を育てる土に戻るという。 そうすれば、花はマリアのもとへ、戻ってくることになるだろう。
+++ とまあ、そんな話。
今日日記。
この前書いてた陰陽師小話を修正してたよ。 なんでこんな時間かかってるって…そりゃもう、わたしがヘタレだから!
まあ、なんとか、見直せたので… (見直すのがものすげー苦痛だったんだ…あの話ダメすぎるだろ ...rz 早くとりあえずうpできるように頑張るです。
誰か、わたしのやる気を探してください!
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