▲目次を見る

▼本棚に戻す

My追加

個人情報?
2005年03月08日(火)

夢音はスーパーで井戸端会議を楽しむ。
お菓子売り場はおこちゃまのたまり場である。
お肉売り場の前の奥様方の世間話のような会話を
お菓子売り場でおこちゃまが繰り広げているのである。

夢音は、お菓子売り場で出会ったおともだちに
毎度年齢と聞いているらしい。

→用語確認:「おともだち」とは、同年齢くらいの人間のこと。
    仲良しである必要はない。初対面の場合も多々ある。

  〜3才児の場合〜
   0〜1,2才=赤ちゃん
   2〜5,6才=おともだち
   6才〜=おねえちゃん、おにいちゃん


ある日のこと、いつものように、お菓子売り場で
おともだちに年齢を聞いたらしい。

夢音はお菓子売り場での出来事をまーちゃに報告する。
「おともだちじゃないから教えてくれなかった…」と。

次の日、夢音は、またお菓子売り場報告をまーちゃにする。
「今日はおともだちじゃないでしょって言われなかったよ。5才と6才のおともだちだったよ」と。


ある日の少女の言う「おともだち」は、一般に幼児ワールドで使われる
「おともだち」と違う意味の「おともだち」であり、いくつかの交流を
経て心を通わせられる存在の意味である。

不用意に他人に個人情報(なまえ、とし)を教えないことは、今の時代賢いのかもしれないが・・・・。




←BACK   NEXT→
▲目次を見る

▼本棚に戻す