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2004年02月17日(火) 夢鬱通

勝手に言葉を作ってみた、「ゆめうつつ」。
「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ」でも、夢と知ってたら醒めたくなかったかどうか。
今日に関しては何とも言えない。昨日の昼と夜で、思い浮かべた人がいて、
その人が夢に出てきたけれど、私は冷たく無視されていた。

起きてすぐではなかったけど、暫くしてそのことを思い出した。
起きたのは11時を過ぎてた。まぁ5時就寝だしね、そんなもんかも。

13時から文新歓の会議だったけど、乗った電車は12時分37分……。
全速力で急げば間に合ったけど、何となく気が乗らなかった、駄目駄目な私。
しかも、そういえば先週来てなかった人がいたのに、今日のことMLでまわしてないじゃん、
ということに今頃気付く。ということは……。と予想通り、来てない人が。
彼は携帯を持ってなくてPCのアドレスに登録してあるから、気付いた時点で流しても、意味はない。

今日は前委員長に、現副委員長に、あとは2年1人、1年1人。少ない……。
まぁ推薦の手続き日でもあったし、そんなもんなのか。声がかかれば馳せ参じようかと
思ってたけど、誰からも来て欲しい、と言われなかったんで、一昨年は出たけど、
去年と今年は何もしなかった(生協関連のお仕事)。おかげで11時までぐっすり。
会議は定足数があるわけではないけど、この人数で大したこともできず、談笑に終わった。
今度は早々と金曜の13時に集まるらしいけど、その日は図書館のバイトなので私は行けない。残念。

でも、もしかして私ってば文新歓に対する愛が薄れつつあるのかな……?
なんてことを思ってしまった。この頃、私がいてもいなくても特に変わらないし、
まだMLと文新歓メールの管理は一応私がやってるけど、特にすることもなく。
人でも物(?)でも、必要とされないとやってけないんだろうか、私。
確かに、必要としてくれる人にはその期待に応えようと頑張る癖はあると思う。
時々無駄に空回りしてることもないわけじゃないけど(そして八つ当たりとか……)。

終わった後はサブラボに行った。家ではあまり見ないリクナビ2005。
ログインしたら、特別DMが11。数日放置しとくとすごいことに……。
別に受けたいところは決まってるから、特別DMなんていらないのに、と思う。
でも、未読があるのは何かイヤなので、リンクをクリックし、全部開き切る前に、
Alt+F4でウィンドウを閉じた。一括オープンできればいいのになぁ。

面接前夜に、フレ南にあったビラのサイトを見て、今の時点ではうちの大学、
次の試験では図書館学の募集予定がないことを知った。大ショック。私はどうすれば。
事務で受けて、その後異動することは可能なのかなぁ。うーむ。
大学の事務も悪くないかもしれないけど、と思ったりもする。

パソコンに向かってたらだんだん気分が鬱になってきた。もやもやしたのが溜まる。
こういう時は、cryか、と思う。泣くか、叫ぶかしたらすっきりするだろうか。

おなかもすいたし、購買に行ってミルクティの缶を買い、思いつきで委員会室へ。
ちょっとばかし、人に聞きたいことがあったけど、その本人は不在。
そこにいた2年の2人と少しおしゃべりをしてから出てきたら、目の前でバイク転倒。
南部食堂前の立て看板の前で。しかも人にぶつかった?倒れる瞬間しか見えなかったけど。
でも、2人ともちゃんと起きてバイクを起こしたりしてたので、救急車を呼べ!
とかそういう状況じゃないらしいと見てとり、大学を後にしたのが16時頃。

昨日の飲み会が予想以上に値が張って3800円もして、財布がまたほぼすっからかんになり、
また郵便局で下ろした。現金を多く持ち歩くより、ちょくちょく少額を引き出した方がいい。

大学に行く途中で読み切った本がミステリで、一度読んだだけだと内容が摑めず、
帰り道でざっと読み返してたら、ちょうど読み切った頃に名駅に着いた。

まず、タワーズの三省堂へ。ある本を探しに。e-honでもアマゾンでもなくて、
ならどこかに在庫はないのか、と思い、ここら辺で大手で一番アクセスに便利、ってことで。
店内の検索システムを使うと、在庫なし、とは出なかったんで探しに行く。
でも、その棚を見ても見つからず、レジの人に聞いたら、ない、とのこと。
どうしても欲しいしなぁ、と思い、注文したいと言うと、別のカウンターへ誘導された。
注文票を書いたら、場合によっては一ヶ月くらいかかるかも、と言われたけど、
まぁ別に構わないので、大丈夫です、と言って頼んだ。電話も書いたけど、
連絡がつかなかった場合、葉書きを郵送、ってことで住所も書かされた。

その次に、新星堂へ。妹が誕生日にCDを欲しいけどタイトルがわからない、と言ったんで、探しに。
「なんとかラブドラマ」っていう中途半端なタイトルしかわからず、とりあえず、
「空から降る一億の星」の曲は入ってる、ってことだけ聞いてて、ドラマのサントラ集の辺か?
と思って探してみるけど見つからず、諦めて帰ろうかなぁ、と思ったら、入口付近で発見。
「I love drama」だった。なーんだ。どんな曲があるか見たら、ドラマの曲は曲だけど、
みんな洋楽だった。でも知らないのがいっぱい。ついでに2600円也。
本当にコレでいいのかどうか、家に帰って確認することにした。
で、結局アマゾンでそのCDを調べて、曲を妹に見せたらいらない、ってことに。やれやれ。

名駅からまた別の本を読もうかと鞄から出してページを開いたら、げげげ……。
図書館の新刊コーナーにあって、表紙が綺麗だなぁ、と思って知らない作家のを借りた。
でも、内容を勘違いしてたことに今頃気付いた。読む気をなくしてパタンと閉じる。
ちょっとだけ目を閉じた。眠れはしなかったけど、どうせ2駅だし構わない。

そして私は熱田に降り立った。もう来年の1月まで来ないかと思ってた場所に。
ただ、着く直前に気付いたけど、私はブックオフの地図を忘れた。ファイルを間違えて。
駅から出て割とすぐのところに本屋があったんで、地図を見てみたけどわからず。
ちょうど道路の向かい側に古本屋もあったんで、何となく入ってみる。
さすがに古い本も揃ってるけど、比較的最近のも結構ある。でも特に欲しい本はなかった。

昨日、2時間くらい歩き続けた友人の話を聞いたのを思い出し、私も迷ってもいいか、
と腹を括り、駄目元で行ってみることにする。折角ここまで来たんだし。
出発を決めたのは17:40。10分程度で着くはず、というのを目安にしようと時計を確認した。

一人でいるといろんな方向に思考が飛ぶけど、この時はサブラボでの続きを考えてた。
その途中、以前読んだ、或る友人の日記を思い出してた。その友人も叫びたい、と書いて、
その後に、世界の中心じゃなくてもいいし、愛なんていらない、と書いてた。
もちろんあの小説の題からだ。「世界の中心で、愛を叫ぶ」。私も読んで既に感想も書いた。
それはおいといて、妙にその日記のこの一節は印象に残ってたんで、この時思い出した。
そして、自分のことに置き換えて考えてみた。そして気付いた。
私が叫びたいのは愛ではないだろうけど、だとしたら、叫びたいのは。
たぶん、平仮名で三文字。それを叫ぶことができたら、誰にも届かなくても、
すっきりできるだろうか。それはわからない。却って孤独を募らせるだけかもしれない。
でも、私はもう1つ気付いた――私には、私の世界の中心がないままだということに。
正確に言うなら、その場所を失ってしまったままだ、だろうか。自らの手により。
あの時は中心との場所の取り方を誤った。今でも戻れるのなら、やり直したい瞬間。
だけど現実には相変わらず、世界の中心は空っぽで。その空虚さはいつも、
多かれ少なかれ思い起こさせられる。今日はそれがたまたま大きかっただけであって。
そんな状態で、もう何度目かの冬を迎え、もうすぐ春を迎える。

こんなことをつらつらと考えてたら更に気が滅入ってきた。自虐的なのかどうか知らないけど。
だから、精神的現実から逃避して、フィクションの世界に酔いしれたかった。
そのためにも、何としてもブックオフに辿り着かねば、と、てくてく歩き続けた。

駅の南方で、直進ではなくてどこかで道を曲がる、ってことしか覚えてなくて、
17時50分を過ぎ、もう曲がるべき道を通り越したかな……?と思ったけど。
大きな交差店に出て、左の方を見たら、例の看板発見!!「ユウレカ!」
とこの時は思い浮かべなかったけど、今だったらそんな気分だ。

この場所、よく見ると今朝、電車からちらりと見えた場所だ。その時は小さな工場?
とも思ったけど、実際に中に入るととんでもなく広かった。うっわ〜。
広すぎて本をチェックするのが大変そう。でもそこで困っててもしょうがないんで、
さっさと目当てのコーナーへ。読みたい本なら幾らでもあるけど、見つかったのは1冊。
なかなか面白い展開だった。この時、買う予定の本を既に何冊か持ってて、
持ちながら読むには邪魔で、棚に置いてた。文庫、コミック、CD、といろいろ見て、
レジに行った私の支払い金額……2,415円。以前もらった50円券を利用した値段。
何でこんなにかかったかというと、或るサントラのCD、1550円也を買ってしまったから。
発見した時、うわぁ♪と思ったけど、買うまでは暫く迷った。でも、今日、
新星堂であるかどうか見たらなくて、もうそのうち新品でも手に入らなくなるかも、
と思って、思い切って購入を決意。他には100円の文庫(コミック含)を8冊。
レジ精算時は19:16になってる。1時間以上は居座ってたらしい。
母に、今日は8時や9時にはならないと思う、って言って出てきたから、少し焦り気味。

いっぱいの本とCDの袋をぶら下げながら歩いた。昨日じゃなくて今日にして正解だった。
面接の帰り道に寄ろうかと思ったけど、ヒールの靴は疲れるし、リクルートバッグには、
本が入りきらない。自分でも、100%浪費じゃないとは言い切れないし、
できるだけ母には隠しておきたいから、帰宅する時は鞄に入った方が都合がいい。

家にはジャスト20時くらいに着いた。帰りの電車は「ざ・ちぇんじ!」のコミック文庫を。
1巻しかなかったけど買ってみた。とりかえばや物語をちょっと脚色しつつコミック化した本。
家に帰って来たはいいけど、お昼ごはんをまともに摂らなかった所為で、
部屋で日記を書こうとしたけどイライラして集中力が持たない。
CDは早速聴いてみたけど、いい感じ♪でもまだVol.2もある。またどこかで見つかるかな……?

夕食を摂ってから、別の文庫にも手を出した。中古で買うのは、基本的にみんな、
一度は読んだことはあるもの。その本も、確か高校生の時分に図書館で借りた。
でも、2篇の話のうち、1篇はラストを全然覚えてなかった……。いい話だったのに。
久しぶりに読み直しても、大泣きではなかったけど、泣ける話だった。

まだ気持ちがすっきりしなくて、メッセンジャで話す気もメールで誰かに愚痴る気にもなれず、
長い間、ログインはしたけど、表示はログオフにしたままにしといた。

日記も数行書き足したけど、完結させられないまま、3時半に就寝。
次に起きたら、少しはすっきりしてるかなぁ、と祈りつつ。


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