毎年、どんなレイアウトにするか悩む。
今年は、縦で、未のイラストを入れた。やっぱり、私はいつも干支のイラストを
入れないと年賀状、って感じがしない。別にお正月っぽいものでも
いいんだけど、何となく干支。

年賀状を出す時、誰に出すか悩む。
出しても毎年遅くにしか来なくて、そのうちこっちが出したけど来なくなって、
もうこっちも出すのをやめてしまった人もいる。
どの範囲まで出すべきか。

そして、出すのを決めても、何を書くべきか悩む。
別に全員に対して悩む訳じゃない。ごく親しい人なら、逆にどこで書くのを
止めるのか悩むくらいに書ける。困るのは、それなりに親しい人。
多分、向こうからも来る。でも、何を書けばいいんだろう……？
「去年はお世話になりました」って言葉は、ほとんど会わない人に使うのも変だし。
大学に入って、余計に複雑になった気がする。
結局当たり障りのない言葉で無難にまとめようと四苦八苦。
それを考えるのが毎年少し億劫なんだけど。

そして。
それとは別で、出すか出さざるかに悩む人が１人。
と言っても、恋愛ごととは無縁の人で。
出すつもりはなかったけれど。去年は……出さなかったのか、
出したのか。確か出さなかったように思う、と考えて、
いつの間に私は忘れっぽくなったんだろう、と驚く。
書き残さなかったことはどんどん忘れてしまう。
楽しかったことはともかく、辛かったことは。
去年の日記を読み返し……どうやらやっぱり出さなかったらしい。
出すなら出すで、きっと何か書き残したはずだから。
出すことで何か変わるともあまり思えないのだけど、
出さなければ何も変わらないのは確かだ。慣性の法則のように。
そして、私はどうするかを決めた。
吉と出るか凶と出るか。あるいは何も変わらないのか。
これ以上悪くなりようがない、ってとこまで堕ちれば問題ないのか。
ぐねぐねと、出口のない迷路のように悩む。
全て忘れてしまえたら、いいのだろうか。

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