お盆休みなのでたまには子供を映画に連れていってあげようと思い立ち、
ネットで予約しようとして驚いた。 大人1,900円もするん…? それなら職場の福利厚生で安くチケットを購入しようとネットで調べると ネット予約用のコード購入があったが、コードが発行されるのは24時間以降…。 なんじゃそら!使えねーな! たしか、コンビニの発券機でも購入出来たはずと思い、 近所のコンビニへ赴いたがそのサービスが終了したようだった…。 マジ使えねーな!(再) たかだか500円じゃないかと割り切り一般価格で購入したものの、されど500円。 子供のチケットを含むと映画ひとつで3,000円の出費。 そこへ交通費(ガソリン)、ポップコーン等々含めばざっと5,000円。 別のことに使ったほうが良いんじゃ…と思いながら映画を見た。 (さほど興味のないジュラシック・ワールドを…長かった…) 久しぶりの映画は、 無意識に”教育格差”はこうやって生まれていくのだなぁと感じる出来事だった。 動物園や博物館にコンサート、おもちゃ一つとっても与えると与えないでは 子供の感性に少なからず影響があると息子を育てて実感している。 元々備わった”素質”もあるけれど息子の”博士気質”は 物心付く前から与えた絵本や図鑑、Eテレの影響が大きいと思う。 文字の覚えが早かったおかげで黙々と絵本や図鑑、 保育園の掲示板までじっくり読み込む息子は5歳にしては音読も流暢で 図書館で見つけた図鑑を私に読みきかせをしてくれるほど。 もしもEテレを見せなかったら、 もしも図鑑を与えなかったら、図書館へいく習慣がなかったら… 今ほど知識豊富な”博士”な息子は存在しなかったはず。 さかなクンの親御さんは彼の好きなもの・見たいものがあればどこでも赴いた、 そんな話をTwitterで見かけたことがある。 それが出来るのは、彼の親の収入と時間、諸々の余裕があって「さかなくん」が誕生したと思うのだ…。 転職生活だった私も今は正規で勤続10年、コロナの影響も受けておらず、 生活に支障がない収入があり、息子には最低限の環境を与えてられていると思うけれど 明日食べるものも困っている家庭ならおもちゃひとつさえ買ってやれないのだろう。 そう考えると「文化」「芸術」に触れて刺激を受けることは ”名もなき教育”であり、触れないことで”名もなき教育格差”を生むのだろうと実感する。 最近英語に日常的に触れるようになったことで自分自身も”圏内”が変化していて 海外情勢、海外文化にも自然と興味が向くようになってきた。 ウクライナの戦争のことも以前より新聞やニュースでしっかり見るようになった。 最近ではラジオやBSでBCCニュースを眺めるようになったほど。 英語ひとつでこうも世界が変わるのだろうなと我ながらびっくりしている。 これが子供の吸収力ならなおさらだと思う…。 食事はテレビを消そう!という一般的な教育方針も親子二人きりの我が家には かえって教育に悪そうなシーンとした雰囲気になってしまうので 差し障りのないNHKの地元のニュースを流している。 (Eテレだと息子がテレビに集中して食事が進まない) 地元の農作物やイベントの話題から政治の話題にコロナの感染者数、 私もいうほど興味もないけれど「コロナ、減らないねぇ」だの「振り込め詐欺だって!」だのと 「ねぇ!台風くるって!!」とさり気なく世間一般の情報を与えるようにしている。 この中から、これから生きていくための”ヒント”みたいなものになればいいなと思う。 時間的にも体力的にも金銭的にも、 息子には大したものは与えられないけれど 自分が出来る範囲内で息子の世界を広げてあげられらたらと思う。 |