ドライブマイカーのアカデミー賞の受賞、我が事のように実は嬉しかったりする。
日本アカデミー賞で主演を受賞したときも嬉しかったんだけど、 陽の目を見ない頃から見ていた西島さんが世界に認められたと思うと本当に感慨深かった。 好きでいてよかったんだな、私の目は確かだったんだな、という感覚かな。 男運はないけど男そのものを見る目は確かだったんだな、みたいな笑 偶然にも今日は西島さんのお誕生日みたいで、本当にめでたいづくし。 西島さんもいつの間にか50歳を超えてるって…。 そりゃ私も歳を取るはずよ。。。 濱口監督といえば”でっくん事件”の貰い事故で 国内では軽く無視されてたような扱いのイメージがあるんだけど認められて良かったね。 (私も「寝ても冷めても」は独特な空気感が無理で脱落したが…) Twitterでも手話のこととか、批判的な意見もあるようだけど。 ”彼らは自分が思う完璧が満たされてないものはすべて認めない” というツイートを見かけて「なるほど!」と思った。 手話が駄目、女相手のタメ口が気になる、と気分を悪くした人たちにとっては その部分が目について興ざめしてストーリーが入ってこなかったってことかな。 そういうふうに作品を受け止める人もいるのは仕方ないのかな。 ドライブ・マイ・カーって全国公開的な万人向けの映画じゃないだろうし。 障害を描くならこう描いて欲しかったとか、もっと深堀りしてほしかったとか、 社会的にも風刺が足らない、諸々思ったりする「気づき」ことが一番大事だと思う。 それを「批判」と取るかどうかはその人次第かな。 西島さんの「風の電話」にしても、純粋に良い映画だなと私は思ったけど あれを震災当事者の人が見たらどう思うんだろうかっていう不安はあるし勧めはしない。 ドライブマイカーに関しては未見なのでなんとも言えないけど 結局あれでしょ、本来、ロードムービーや映画ファンな人達だけが見るような作品が アカデミー賞取ったことで大衆的な作品しか見てないような一般人も見てしまった結果だよね。 世の中いろんな人がいるからね…。 私は元々ドラマも映画も好きだから東出くんや唐田さんが何しようが見たきゃ見るし、 新井くんが出ていた映画も普通にamazonで見たりするよ。 役者のプライベートとかどうでもいいから。 それは結局フィクションで創作物として楽しめればそれで良いってことで。 手話に関して当事者が嫌な気分になったのは当事者から見ると相当に拙いものだったんだろうし 消費されていると感じだのだろうけど それを言うなら私も自閉症が描かれている綺麗事作品は見ないもんね…わざわざ。 レインマンあたりは子供の頃にフィクションとして楽しめたけど今はな…。 昔、香里奈が主演していた障害者同士の結婚や出産のドラマもあったけど無理過ぎたし。 今となっては発達障害や知的境界線の事情も知るようになって 視点は少し変わったけれど作品として見ようとは思わないかな。 映画もドラマも”社会風刺”になれば良いと私は思ってる。 誰かに気づきを与えてそれで社会や誰かの何かを変えることが出来れば。 些細な部分のシーンが気になって批判するのは ヤフーのテレビのコメント掲載と同じよね。 そこだけ切り取って悪意をもって晒すようなことはしたくないかな。 それにしても、映画をみる余裕がないなぁ〜。 時間も、自分自身の集中力も、映画こそ余裕がないと見れない娯楽だなと。 |