2009年02月02日(月) |
なんとなく思い出した |
昨年、札幌市内の夜景が素敵だったマンション(自宅兼事務所)を引越しして、現在は仮住まいのワンルームに住んでいるのだが、これがさ、デザイナースマンションでコンクリート打ちっぱなしの壁なんだよね。 たぶんかっこいいんだけど冬は部屋が暖まるまで時間かかる〜。 コンクリの壁側にベッド置いて寝てた時なんて、寝返り打ってコンクリに激突でヒジやヒザに青タンできてたよ(笑)
雪のない季節のじゅんこさんはおうちにじっとしてる事が少なくて(仕事も忙しいんだけど)、シャワーの後にウォッカソーダやミントソーダをくいっと呑んだら(昼間っから)お外をぶらぶらするけど、冬はねえ、寒いしねえ、吹雪いたら外出たくないしねえ、道路ツルツルで歩きにくいし。 なので、いろんな理由見つけて冬眠するわけですよ。
あ、スノーボードやスキーで遊ぶ時は別ですよ。 雪が降ると燃えます! 完全装備で吹雪上等! 「うひゃー見えねえーー! あぶねえーー! 早すぎるーー!」 などと、楽しすぎてスピード制御もままならないほどゲレンデをカッ飛んでます。 コブに飛ばされ30Mほど転がり落ちてます、大声で笑いながら(笑) たぶん危険なので初心者や良い子の皆さんは真似しないように。 (じゅんこさんはボード歴19年・スキー歴40年のベテランさんなのです。意外だろうけど)
さて、そうなのよ、冬なのよね、今。 冬眠の季節到来! 近頃はなるべく自分の時間を作るようにしてるので(そのために仕事が増えてる人ゴメンね〜)、本でも読もうかなと。
私は47歳の女性なのですが、ホームセンター(特に工具売り場)とヨドバシカメラ系(特にパーツ売り場)とブックセンターに行くと1日つぶれてしまうほど店内くまなく見ちゃう。 「何に使われるのかわからない道具」に惹かれます、なぜか(笑) 遠い昔には、工具パーツでイヤリングを作って原宿で売ってみたらバカ売れした時代もあったなあ。
先日、久しぶりにあてもなく本屋をブラブラ見ていたら、なんとなく目に付いたのが赤塚不二夫さんの本。 小さい頃に何度かお会いした事があるのでいろんな事を思い出しちゃったな。
2〜3年前に、ふとした偶然で出会えた方(仮にT・K氏(60代)としよう)がいて、私のマネージャーに連れられてそのT・K氏の自宅に遊びに行ったことがある。 おいしいお酒とT・K氏の手料理をいただきながら夜通し語り合った。
現在は引退してるけど、音楽プロデューサーだったT・K氏のクチから流れ出る名前は山下洋輔さんや坂田明さんはもちろん、赤塚不二夫さんや原田芳雄さん、松田優作さん、糸井重里さんなど、ユニークな人物に溢れていた。 T・K氏が監督だった野球チーム[ソークメナーズ](チーム名・タモリさん発案)のメンバーもいい。
泣く子も黙る大物プロデューサーだったT・K氏(60代)の自宅訪問が初カオ合わせだったにもかかわらず「おじゃましまーす!初めまして〜高橋じゅんこでーす!」と恐いもの知らずだった私(笑) それがT・K氏(60代)のツボに入ったらしくヒジョーに喜んでくれて、秘蔵のお酒を出してくれるわ、手料理作ってくれるわのおもてなし。 お料理がすんごくおいしくって、残ってたダシ汁まで飲み干してしまったよ。 同じニオイのするもの同士で話も弾んじゃって、気づけば朝になってたよね〜。 一緒にいた私のマネージャーは若いので私達が話す昭和時代の会話はまったく話がわからないようで、「はあ。 へぇ〜。 その方って俳優の〇〇さんですか?」 などと相槌と確認ばかりしてたっけ(笑) 呑みながら、昔話→現在の話 をするのは楽しいし、お互いの接点が見つかるとなおおもしろい。 なので、私とT・K氏の焼酎の減りも早くなる。 マネージャーは車で私を自宅まで送り届けなくちゃならないからお酒も飲めなくてかわいそうだったけど、それが仕事だからしょうがないってことで。 あの時はほんとに楽しかったし、いろんな話ができて嬉しかったな。
本屋で赤塚不二夫さんの書籍が並べられているのを見て、T・K氏との会話と、私が会った頃の赤塚さんを思い出しちゃって 「ああ、本当にもういないんだなあ」 と実感してしまった。 そして、タモリさんから赤塚さんへの弔辞も思い出した。
たった一軒の飲み屋から始まる出会いは、もしかしたら生涯大切な友人になり得るのかもしれない。 たわいもない話をしながらお酒を酌み交わしたり、一緒に食べるゴハンも、それぞれにとって大事な、きっと必要な時間なんだろうなあ。
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