あんまだコメント
アマチュアバンドライブイベント〔あんたもまだまだ子供だよ〕の企画や、
プロのコンサート制作ディレクター・舞台監督を経て、
現在マネジメントオフィス【unique style agent-G】代表じゅんこさんが語る気まぐれなコメント

2002年06月17日(月) 舞台に立つということ

日曜日は、友人の劇団の公演を見に行き、新しい感動をもらってきましたー。

今回が3回目とあって、役者さん達、すごく上手になってた。

昨年7月の旗揚げ公演を皮切りに、12月に第2回目、そして昨日が3回目。

ほぼ、『あんまだ』 と同じペースで進行してて、恐れ多くも、ここの団長さんにうちのライブの司会をいつもお願いしてたのですよ。

公演を控えて忙しい時期に、嫌な顔せずMCを引き受けてくれる良い人です!

そんな関係で、昨年初めて劇団というものを知り、観に行ったのね。

実は私、お芝居にはまったく興味がなくて、知り合いが出てるから、
「こりゃ、観に行ってネタとして笑ってやっか!」程度の認識だったのですよ。

ところが・・・・演出はユーモアを交えたシリアス劇なので、笑いどころ満載なんだけど、笑えなかった。
気迫が伝わってきて、背筋が伸びた。 感動した!

初めて観たお芝居は、良い緊張感を私に与えてくれたなあ。

   昨日のは、カッコよかった!   この一言に限る!

幕末時代の天草四郎モノで、殺陣(刀を使用)があって、その練習が大変だったのも聞いてたので、あえて、最終公演に足を運んでみた。

最終日で日曜とあって、満員どころか、かなりのお客さんで大混雑の中、
客席には役者仲間の方達や、テレビでお馴染みの方々もちらほら。

出演の役者さん達の成長ぶりも目を見張るものがあり、いいお芝居を見せてもらいました。

音楽と演劇、内容は違うようにみえても、舞台に立つ意識は一緒。

良いモノには自然とお客さんは足を運んでくれるのですね。

やっぱねえ、「目にちから」 のある人は魅力あるよなあ。

役柄とはいえ、思わず惚れそうになっちゃいますわ。 約2名、いいのみっけ!

バンドのステージ、もっとエンターティナーの要素があってもいいよね。

前も言ったけど、音のクオリティは当たり前として、「見せる演出」も欲しい。

「なんでバンドや音楽やりたいの?」って聞かれた時、ほとんどの人が
 「音楽で人に感動を伝えたい」  「自分の曲を聞いてもらいたい」って言うと思うけど、
素直に 「目立ちたい! カッコよくなりたい!」って、もっと言ってもいいと思うよ。

 原点はそこでしょ 絶対。
 カッコよくいたいってのは恥ずかしいことじゃないもん。

無理に理屈つけないで自分の気持ちを出していいんだよ。 ダメなことなんてないんだから。 

そして、カッコよさを追求して、実力つける為に人の3倍くらい猛練習して(ここ重要)、
それを誇示しないでカッコいいステージ見せてくれたら最高!

その原点を忘れてライブやられると、見ててもつまんないんだわ。

   ただし、これは高校生まで! まだ、この考えで許される範囲だな。

早くいろんな事に気付いて身の程を知ってもらいたいね。

そして、ひたすら練習! とにかく体で覚えるしかないんだよ。 音楽は頭で感じるな。

いい楽器持ってるなら、ちゃんと愛してあげて、本来の音をだしてあげよう。

どんな状況でも自分の音をだせるよう、もっと自分の楽器やアンプをいじっていろんな事試してみ。

   「おっきな音出すとハウるんです・・・」

   「じゃあ、ハウらないようにするのはどうしたらいいと思う?」

なんでも一個ダメならダメじゃなくて、
   「んじゃ、こうしたらどうなるんだ?」  「こんなことしてみたら、どんなんなるんだろ?」 
   「ここって、どうなってんだ?」 ぐらいの興味をもって楽器と接してほしいな。

自分が使う楽器はもちろん、人の物もスタジオの物もホールの物も、ちゃんと大事に扱おうね。

そんな当たり前の事を、当たり前にできる人は伸びていくでしょう。

ステージ上のセッティング風景から、その人の人格の欠片が見えちゃうのよね。

舞台は自分の中身が全部出ちゃいます 無意識のうちにね。

だから、真剣に取り組みましょう。 

「ステージに上がってみたいっ!」 って最初に思った時の自分の気持ちも大切に!


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