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タイムマシン 2003年03月12日(水) | ぱちりとテレビをつけたら、チャゲアスの歌が耳に飛び込んできた。音楽って一番お手軽なタイムマシンだ。 懐かしんで自ら聞く事もあれば、今回みたいに突然ひっさらわれるように聞いてしまう事もある。(笑)なんたってチャゲアスの黄金期は高校生〜大学生前半だった。恋愛にせよ、生き方にせよ、青くて下手くそでどうしようもない時だ。 「もしタイムマシンがあったら、いつの時代に戻りたい?」って聞かれたら、私はたとえ「今のままの記憶と知識を持ったまま」で戻れるとしても、どこにも心底戻りたくない。振り返ると、よく自分は人生を踏み外さなかったと震撼する事も多い。もしも、どこかにパラレルワールドが存在したなら、かなりのダメ人間に落ちている自分がゴロゴロいそうな気がする。 卑屈な人間は、実は傲慢な人間だ。 剛胆な人間は、実は臆病な人間だ。 自分の殻に閉じこもりたがる人間は、実は自分を知ってもらいたがりな人間だ。 そういう事を、時には互いの内臓を掴み合うようないがみ合いを通じて、時には全速力で逃げて、分かるようになって来た。ココロを何度も壊しては、その度につぎはぎしながら、今がある。 その、つぎはぎの隙間の向こうには暗黒がいっぱい広がっていて、覗き込んだなら吸い込まれてしまいそうだ。ぞっとする。 ・・・独りでいると、懐メロでついついこんな事を考えてしまう。危ない、危ない。 |