ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




犬嫌い
2001年10月12日(金)
人は犬好き、猫好きに分かれているとよく言いますね。(爬虫類好ってのはまた別。)それは幼児体験に端を発していると私は睨んでいます。幼児期に親しい友達として、犬が存在したか、猫が存在したかで、その子供の嗜好は左右されるのではないかと。
私はなぜか、三毛猫が好きで三毛のブチのついた猫を見つけると、とても幸せな気分になれます。実際飼っている「ねこえ」も三毛で、私の一目惚れでした。
で、最近分かったのですが、私が小さい時に祖父母の家で「たまたま」ちゃんという三毛猫を飼っており、私がその猫の傍を片時も離れないほど好きだったそうなのだ。
私が5才の時に天に召されたので、私の記憶にはなかったのだが、3才頃の写真に確かに私と「たまたま」は写っていた。
「たまたま」が死んでしまったと聞いた時、私は「たまたまちゃんが天国に行ったあ。」と泣いて泣いて大変だったらしい。
不思議なもので、その写真をおばあちゃんから貰ってから、消えていた記憶が蘇るのである。断片的に。
そんな訳で「猫好き」な私だが、犬はどうも苦手。20才までは、身の毛もよだつくらいダメだったのだ。ドイツ留学の際にホームステイ先に犬がいると聞いたときは絶望したものだ。担当教授(ドイツ人)に「犬が苦手」な旨を告げると、「あーた。ドイツの犬は大丈夫ですよ!躾が日本とは違います。心配しなさんな。」とにやにやするばかり。
結果は、非常に聡明なドイツのスコッチテリアによって、私の犬嫌いもさほどではなくなった。でも、やはり日本の犬はこわい。すぐ吠えるし、放し飼い(!!)で散歩している犬までいる。しかも、どういう訳か、私は犬に寄って来られるニオイか電波を発しているようで、犬はすべからく私の所に一目散に尻尾を振って駆けて来る。
今朝も放し飼い散歩中の大型犬2匹がまとわりついて来て、こわさのあまり硬直していたら、飼い主が呼び戻してくれて、助かった。散歩はリールをつけてお願いします、飼い主様。









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