HERE, NOT SOMEWHERE...Hiroyuki Morikawa

 

 

繁華街のゴミ - 2004年11月28日(日)

余計な、都市の雑音からは無縁の所で、
生活をしたい、音楽の活動をしてみたい、
というように考えることが僕は多くあります。

緑に囲まれた場所で音楽をつくってみたい、
川のせせらぎの聞こえる所でアコースティックギターを録音してみたい。
そして、冬になると雪がたっぷり積もるような山奥に、
スタジオをつくることが僕の昔からの夢だったりします。


でも、今の段階では、このままの環境でいるのも悪くないかも。

東京の街は、いろんな意味で汚れている。
繁華街のゴミ、路上に捨てられたタバコの吸い殻、車の排気ガス、満員電車、制服着てタバコ吸う高校生、無愛想に立ち並ぶビル、etc…。

こんな言葉を並べてみただけで、ちょっと気分が悪くなったりします。
だけど、これらをただ汚いと括ってしまうのではなく、
少し距離をおいて考えてみる。
こうしたことを通して、色々なことが見えてきたりもします。
しかも、そこで感じたことを音楽にした時に、
必ずしもダークで汚れたような音には、ならないから不思議です。

日常の中で感じた事を、自分の心の中にあるフィルターを通して、
僕は、音楽をつくっているのだと思います。
どんな所で暮らしていても、
きれいで澄んだ、偽りのないフィルターを持っていたいなぁ、
と、そんなことを考えてみました。




-



 

 

 

 

INDEX
past  will

 Home