言葉にならないもの - 2004年09月28日(火) 例えば、人の肌に針が刺さるシーンを思い浮かべる。 その時、「痛い」という言葉があるおかげで、 その時の気持ちを簡単に表すことができます。 でも、実際には、その言葉には収まりきらない、 きっともっと色々な感覚を感じているはず。 例えば、雪の上を裸足で歩くシーンを思い浮かべる。 その時、「冷たい」という言葉があるおかげで、 その時の気持ちを簡単に表すことができます。 でも、実際には、その言葉には収まりきらない、 きっともっと色々な感覚を感じているはず。 そんな、言葉にはならないもの、 あるいは、言葉と言葉の隙間にあるような感覚。 そういった感覚は、間違いなく人それぞれ違ったものであると思うし、 とても大切な部分なのではないかなぁ、 と、そんなことを思うのです。 こんな細かいことなんてどうでもいいよ、と考える人も、 今の慌ただしい社会に生きる人たちには多くいるかもしれません。 でも、そのちょっとした小さなことの積み重ねによって、 今の、退屈な社会がつくりだされているのではないのかなぁ? 僕は、 言葉にならないものを、 音楽を通して表現したいと、 心から強く思っています。 -
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