TIFF。東京国際映画祭が開催中ですけど、今年はスケジュールの都合で全然観に行けなーい!観たいのに既に売切れだったとか平日昼間だとかもぅどうにもならねーって訳ですが、今日は半休を取りまして何とか1本だけ観ることができました。日本公開しなさそうな感じがしたのでどうしても観ておきたかったのです。それが『クスクス粒の秘密』。チュニジア系フランス人家族がクスクス料理店をオープンするんだけど、家族が多いしフランス人だしで前半は家族の会話が延々と。ドキュメンタリーの様なリアルさと、独特のカメラワークで濃い〜の。リストラされた父が船を改装して料理の上手い母の作るクスクス料理屋をやるってんでパーティをするんだけど肝心のクスクスがー!みたいな。その間に客は怒りだすは、父の彼女とその娘はでてくるは、ダメ兄の嫁は泣き喚くは、父のバイクは盗まれるわのてんてこまい。どうなるの?どうなるの?とドキドキした果てのラストシーン。いいっすね〜。好きですね〜こういう感じ。どこの国も女性強しですな。アブデラティフケシュシュ監督、他の作品も観てみたいなぁ〜。 その後、草月ホールに移動してコリアンシネマウィークの『愛を逃す』を。コリアンシネマ〜は5作品全部観たかったんだけどこれも叶いませんでした。日本未公開だしこの先公開されるチャンスがあるかはわからないからホント全部観たかったー。『愛を逃す』はソルギョングが主役だったのでどうしても観たくて。いやぁ〜むちゃくちゃ面白かった。ソルギョング、やっぱ上手いわー。ソルギョングのおかげで、コメディの部分と恋の部分のバランスがちょうどよくて、笑って笑ってちょっと胸キュンみたいなお得感がありました。ずっと好きだった人に結局好きと言えなくて、何年間後にまた再会するもあれちょっと違うかなみたいな感じのタイミングが色々あって、また再会する。切ないよなぁ…つくづく。『心の中だけで考えて想っているだけ』って痛いトコつくよなぁ〜。これじゃ苦しいからって告白する青年サンシクさんが、「ラブストーリー」の時に自殺しようとした坊主頭の子(イギウ)なんだけど何だか随分とイケメンになってましたヨ。あと、ヨンスが飼っている犬のサムウォル?がむちゃくちゃいい演技してて素晴らしいです。サムウォル(犬)とウジェ(ソルギョング)の格闘シーンと、断水時のウジェがすっごく面白かったー。味噌チゲの熱々の豆腐を呑み込んだ感じが恋の気持ちだとか、始めてもいないのに終わるのか?とか、今日じゃなきゃ一生言えないだとか、他にもいろいろ、あぁーわかるわかるってポイントがいっぱいあって良かったです。 韓国映画観てると似てるシリーズをいろいろ発見するんだけど、今回はヨンスのお母さん役がピーターに、ソルギョングが水橋研二に、ソンユナは八木さおりと稲森いずみに、イギウは高橋克典に似てる。 最近ハマりにハマっているQUIETDRIVEの2nd。national productの次はコレ
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