くりくり♪

2008年10月19日(日) スミヤカニテッシュウ!

今日が千秋楽のBenchプロデュ−ス公演「60PEAKミカエルの歌」お昼の部を観てきました。大堀こういちさんの舞台を生で観るのは初めて。ナナ色メンバーじゃないとこでやってるのも興味があったので六行会ホールまでいってきました。大堀さんはよくドラマに出てる時に着てる警官の役で、出演者4人の中でも一際いい意味で浮いていて面白かったです。笑いの種類がひとりちょっと違う感じでそこがお客さんにもウケていて、基本右近さんファンがいっぱいだったみたいだけど客席の感じをかなり掴んでいました。音楽がmcATだって。超ナツカシー。
新馬場から中野へ移動。とうとうこの日がきてしまいました。現ちゃんの追悼ライブ@中野サンプラザ。9月に現ちゃんのCD&DVDが出たりレピッシュのDVD-BOXが再発したりして、もちろん購入して一応我が家にもあるんですけれども、どうしても未だに封を解けることができず、3月から半年経っても現ちゃんの歌も聴けないし、現ちゃんのことを考えるだけで涙が出てしょうがないので今日もできるだけ違うことを考えようとお芝居にいったり、ギリギリまで全く関係のない音楽を聴いたりして過ごしていたので、今日のライブをどうやって受け止めたらいいのか何も考えずに席につきました。できるだけ泣かないように冷静に冷静にと自分を抑えてたつもりが、オープニングの映像ですでに涙腺が崩壊。その後もいろんなことを考えながら、思い出しながらずっとボロ泣き。マグミのMCの「皆が一歩前へ進むために今日集まってきたんだと想う。皆散々現ちゃんのこと考えてきたから」みたいなことを話してくれて、あぁほんとうにそうだよなぁと、ちゃんと受け止めなきゃだと、現ちゃんの映像や歌声、レピッシュのメンバー(雪好も!)、ELE、川村結花さん、元ちとせさん、そしてそこにある上田現の音楽をまるごと取りこぼさないように全部吸収するように私もそこに居ました。前半にやった『28才』。高校生の頃この曲を聴いて、はるか大人に感じた28才はもうとっくに過ぎ去ってる訳でその頃の気持ちに戻りながらも、現ちゃんのキーボードのパートに音が入らなくて(その後増井さんが弾いてたけど)何か不在を再確認してしまったというか、でもその後の『水溶性』でフロントに出てくる現ちゃんを妄想で観てあーやっぱいるんだ、って何だか気持ちがいろんなとこに飛びまくっておりました。本編最後かな?『happy birthday』はまた個人的に想いが深い訳で。現ちゃんが亡くなってまだ2週間位の440で高畠俊太郎氏がこの曲を歌ってくれたのでした。想わぬことに私はかなり混乱し、家の外でこんなに泣いたことないって位涙腺が大崩壊して自分でもびっくりしました。自分で想う以上に上田現のでかさを知った訳です。本編が終わった後、中野サンプラザがずいぶん長い時間沈黙で包まれました。そういうことなんですよ。ほんとうにいいライブでした。マグミのあの感じ、最っ高にやさしいよなぁ。。。
今日のステージは紛れもなく『上田現』のライブであり、一生心に残る時間になりました。現ちゃんのおかげで、安部公房やタルコフスキーやワトソンに出会い、そこからいろんなことに広がっていき今の自分ができた訳です。ありがたいです。ほっんとまだ泣いてるけど哀しんでばかりじゃだめだだめだー!
帰り道、わざわざ遠回りして家から遠い駅で降りてふらふらと歩きました。ぼーっと歩きました。
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