| 2006年11月24日(金) |
心にはんだぷらすとを。 |
昨日は帰宅後TVを観てなかったので、今日初めて知ったのだけど、 灰谷健次郎さんが亡くなられたそうです。ショック。ショックすぎて涙。 幼稚園の頃から本が好きなこどもでしたが、1人の作家を意識的に読むという 読み方をした一番始めの人が灰谷さんでした。小学生の頃はどっぷりでした。 ある程度大人になって読み返してみると、好きな部分と疑問に想う部分と 色々出てくるんですけど、それでもやはり一番最初に好きになった作家で、 影響受けまくり。教科書にも載っていた『ろくべえまってろよ』や、何度も 繰り返し読んだ『兎の眼』は特に大好きでした。きわめつけは、小学2年の 時の担任の先生がほんとうにすごく素敵な先生で、その先生も灰谷さんの 影響で「せんせいあのね」という日記を生徒に書かせていたので、私も毎日、 「せんせいあのね」を書いてたんです。思い出すなぁ〜、小麦まんじゅうを 家で作って食べたらおいしかったって何でもないネタを、すごくいいねって 言ってくれたこととか。T先生元気かな?灰谷さんと同じ位じゃないかな? そういえば、その頃校長先生も朝礼で「チューインガム一つ」という詩を 皆の前で読んだことがある。万引き対策だろうけど未だに記憶に残ってる。 さらに、私のHP『たいようのおなら』は灰谷さんが編者をつとめたこどもの 詩を集めた詩集のタイトルから勝手にいただいたもの。それだけに想いは深い。
大好きな映画『地下鉄のザジ』のフィリップノワレさんも亡くなられ...。 同じ日に、2人ともガンで、70代というまだまだこれからのお歳でした。 ご冥福をお祈りするとともに、なんだかものすごい喪失感。残念です。
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