くりくり♪

2006年05月19日(金) 心と頭、身体と目。

白石一文『もしも、私があなただったら』
いつもよりよりシンプルになった。
説教ぽいとこがわりと好きだったけどそういうのは薄まったかな。
とは言えやっぱり白石さんはよいです。

  「もしも、私があなただったら…」
  「もしも、あなたが私だったら…」
  人が愛する人に何かをするということは〈もしも、私があなただったら、
  こうしてほしい〉と願うことをすることでしかないのだ。

  自分が相手のためにしたいと思うことが、そのまま相手が自分に対して
  そうしたいと願うことと重なるとき、確かにその二人の心は通い合って
  いると言えるのではないか。

  誰かと関わりを持つというのは、相手と繋がった瞬間にその相手を
  裏切り始めることでしかないのかもしれない。人と人との関係とは
  本質的にそういうものなのだ。裏切りのない愛もなく、愛のない裏切りも
  恐らくはない。つまり、いつの時代も恋人や家族との関係は、人間に
  とって最大の生き甲斐であると同時に最大の苦痛の種でもあるのだ。

  人間というのは、悪事を働こうとすれば自分が思っている以上に悪を
  働き、善事を行おうとすれば、いくら励んでもなかなかそれが真実の
  善にならない−−−そんな哀れな生き物であるに違いない。

などなどと。なるほどー。私もわりと近い考えです。


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